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SoundPEATS QY7の使用感

モバイルデバイス

 Amazonでよく安売りしてるBluetoothイヤフォンのSoundPEATS QY7を購入した。



メーカーについて

 SoundPEATSという会社?を知らないのだが、どうやらこちらが公式サイトらしい。が、英文のみで日本語ページは無い。
soundpeatsaudio.com




 その会社紹介ページ(http://soundpeatsaudio.com/about.php)を一部引用すると、

Founded in December 2010 and registered its own brand "SoundSOUL "and “SoundPEATS”, Shenzhen SoundSOUL information technology Co., Ltd. is mainly engaged in designing, researching and developing acoustic products. As a professional design and production company, we are mainly engaged in acoustic products, such as middle and high-end music earphones, wireless earphones, water speaker,sound boxes, bluetooth and so on.

When our brand "SoundPEATS" expands at a great speed, we also establish long-term cooperative relations with some companies who produce world famous brand of headsets. Our company has been growing steadily, and maintained the growth rate of 1.5 to 2 times although the global economic environment deteriorated.

 日本語訳するとだいたいこんな感じ。

2010年12月に創業し"SoundSOUL"と"SoundPEATS"ブランドを登録した、深センSoundSOUL情報テクノロジー社は主に音響機器の設計・研究開発を手掛けています。設計製造の専門企業として、ミドルレンジからハイエンドの音楽用イヤフォン、ワイヤレスイヤフォン、防水スピーカー、サウンドボックス(?)、Bluetooth製品などを主に手掛けています。
我々の"SoundPEATS"ブランドは驚異的な速さで拡大しつつありますが、世界的に有名なブランドのヘッドセットを生産する複数の企業との長期的な協力関係も結んでいます。弊社は安定的に成長しており、世界的な経済環境の悪化にもかかわらず1.5~2倍の成長率を維持しています。


 ということで、"SoundPEATS"はブランド名で、"Shenzhen SoundSOUL information technology Co., Ltd."という会社の"QY7"というモデルを購入したと表記するのが正確ということになる。ざっくりと表現するなら、イケイケな成長してるノリノリのイヤフォンメーカーのBluetoothイヤフォン買ったということになる。

特徴について

 だいたいAmazonの商品ページに書いてある。ざっくりまとめると、生活防水で、スマートフォンからバッテリ残量が確認できるBluetoothイヤフォン。詳細は件の英語サイトの製品ページに記載されているので引用すると、
Shenzhen SoundSOUL Information&Technology.,Co Ltd

Features: Brand new and high quality. Compatible with most cellphone and devices with bluetooth capabilities. High quality soud with HD speaker and enhanced BASS effect. CD quality sound with apt-X codex support. HD quality calls with VoLTE(voice over LTE) support. Comfortable,flexible and light . Easy to handle ear set with magnetic properties. Using the world famous brands CSR4.1 8645 Bluetooth Stereo Bluetooth chips Extended battery life !

 こちらも適当に意訳すると、

特徴:
真新しくて高品質。
Bluetoothを搭載した多くの携帯電話などのデバイスに対応。
HDスピーカーと先進的なベースエフェクトで高音質。
apt-Xコーデックに対応しCD相当の音質。
VoLTE対応し、HD品質の音声通話。
快適で柔軟性があって軽い。
磁気的特性で取り扱いやすい筐体*1
Bluetooth4.1チップとして世界的に有名なCSR8645を採用。
バッテリー寿命が延びている!

ということらしい。

CSR8645について

 CSRは1999年イギリスで創業した主にBluetoothチップを開発する企業であるが、2015年8月13日付でQualcommに買収された。CSR8645はその製品の1つで概要は、下記参照。
CSR8645™ Bluetooth Audio Single Chip with aptX
http://www.csr.com/sites/default/files/csr8645_bga_technical_overview.pdf

 PDFから一部引用すると、

Support to enable end product design to PSE law:
■ Design to JIS-C 8712/8714 (batteries)
■ Testing based on IEEE 1725

 ということで、このチップを組み込んだ最終製品のPSEマーク取得がしやすいように、JIS C8712/8714に沿ったバッテリ周りの設計とIEEE1725を基にした試験が行われているらしい。なお、JISC8712は「ポータブル機器用二次電池(密閉型小型二次電池)の安全性」、JISC8714は「携帯電子機器用リチウムイオン蓄電池の単電池及び組電池の安全性試験」、IEEE1725は「Standards for Rechargeable Batteries for Cellular Telephones」を規定したもの。
 CSR8645自体は最終製品ではないこともあり技適についての記載は特に無い。

仕様感など(主観)

  • Bluetoothイヤフォンではなく、実はヘッドセット。マイクも内蔵している。
  • ケーブルのわずらわしさが無く、快適。左右のピースを繋ぐケーブルは平たいフラットな線で、絡まりにくい。
  • バッテリ残量がiPhone5Sの画面上で確認できて便利。
  • RegzaPhone T-02D (Bluetooth Ver3.0/4.0+EDR)ではバッテリ残量は表示されない。
  • 音質は普通のBluetoothイヤフォンと大差ない。特別良くも無く、悪くも無く。
  • そういった意味で、高音質を期待して買うとがっかりすると思う(高音質以前にBluetoothイヤフォンで有線接続並みの音質の製品なんて存在しないと思う)。
  • 低域はそれなりに気持ちよく聴こえるが、高域は他のBluetoothイヤフォン同様に圧縮オーディオ固有のヘンテコな音で聴こえる。
  • とは言え、低域も「先進的なベースエフェクト」によって強調されていると思われ、原音に忠実という感じではない。
  • 価格を考慮すると満足度は高い。
  • 付属マニュアルは英文のみ。イヤフォンとして使う分には、ボタン長押しで電源ON/OFF、Bluetooth接続時にパスワードを問われたら0000さえ理解できれば通常使用に支障はない。
  • ケースと充電用microUSBケーブルが一つずつ、イヤピースとフックが3サイズ(標準でMサイズが本体に装着されている)と付属品が豊富。

 

法令など

 私は法律の専門家でも何でもないということを予めお断りしておきます。内容・解釈の妥当性・正確性など一切保証しかねます。

技適

 冒頭に張ったAmazonのリンクには技適マークが有るというレビューと、無いというレビューとが混在しておりロットや出荷時期などによって違うのかもしれない。なお、私の手元の個体にはCEとFCCマークしか本体には見当たらない。商品ページには「このたびは弊社商品をご覧いただき誠にありがとうございます。 弊社SoundPEATS(サウンドピーツ) 販売の商品はすべて自社設計のオリジナル商品です。他社に一切販売権を与えていませんので、購入時にご留意ください。また、技適マークを取得しておりますので、安心してご購入ください。 」と記載されているので、「Sound Soul Audio JAPAN (メーカー直営店)」から購入すれば技適上の問題はないと思われるがカオスな状態。

PSE(電気用品安全法)

 CSR8645の節でも触れたPSEについては、私の個体にはPSEマーク表示されていない。そもそも、電気用品安全法の対象外な模様。仮に内蔵バッテリがリチウムイオン電池であれば規制対象なように思えるが、機器に組み込まれた状態であればPSEマークの表示は不要らしい。経済産業省のリチウムイオン蓄電池に関するパブリックコメントに対する回答(番号2)より引用すると、
http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g80314a16j.pdf

機器に取り付けられた状態(装着状態)でのリチウムイオン蓄電池の輸入・販売は、電気用品安全法上の輸入・販売規制はかからない。
一方、機器と分かれてパッケージされている状態(同梱状態)でのリチウムイオン蓄電池の輸入・販売は、電気用品安全法上の輸入・販売規制がかかる。

とある。その一方、同PDFの番号49の回答には、

機器に内蔵されるリチウムイオン蓄電池及び交換用電池であっても、体積エネルギー密度が400Wh/l以上のものは、パック電池と同じ潜在的な危険性を有していることから、規制対象外とすることはできません。
従来の電気用品安全法においては、小形単層変圧器や配線器具等の電気用品については、「機械器具に組み込まれる特殊な構造のもの」(外皮がないものや電線接続端子部が特殊な形状をしているもの等)を規制対象外としているが、これは従来の電気用品安全法では、これら特殊な構造のものが組み込まれた機械器具も規制対象となっており、機械器具本体で安全性を確保する規制体系となっているためであります。
一方、リチウムイオン蓄電池の場合は、携帯オーディオ機器などのリチウムイオン蓄電池が組み込まれる機械器具は規制対象でないことから、機械器具に組み込まれる特殊な構造の電池についても電気用品安全法の規制対象とすべきものと考えます。
これらについては、通達等でお示しすることとしたい。

とあり、番号2の回答と矛盾してるように解釈できる。文体も違うし、担当者によって言うことが違う最悪なパターンっぽい。が、最終的にはこれらのパブコメを踏まえた電気用品安全法施行令の一部改正(平成20年5月1日政令第168号)の結果として、
http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/hourei/seirei/080501_notice.pdf

リチウムイオン蓄電池(単電池一個当たりの体積エネルギー密度が四〇〇ワット時毎リットル以上のものに限り、自動車用、原動機付自転車用、医療用機械器具用及び産業用機械器具用のもの並びにはんだ付けその他の接合方法により、容易に取り外すことができない状態で機械器具に固定して用いられるものその他の特殊な構造のものを除く。)

とあるため、電気用品安全法の対象外となり、PSEマークの表示義務はないと解釈できる。




以上。

*1:何を指しているか不明。左右のイヤピースが磁力でくっついて収納しやすいとかそんな機能は無い。

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