0SIMの使用感

 先月よりSo-netの月額基本使用料無料の0 SIMを使っている。当初デジモノステーションという雑誌の付録として提供されたものだが、今は単独の製品として投入されている。このSIMは毎月500MBまでの通信が無料で行える事が、他のMVNO系SIMと顕著に異なる特徴である。なお、500MBを超過すると100MB毎に100円(1600円で頭打ち)という料金体系になっている。
0 SIM | So-net モバイルサービス
 

雑感

 私はサブ端末として使用しているhtc Desire 626に、0 SIMを刺して利用している。特別に繋がりが悪いとか、遅いとかなどといった事も無く、普通に使えており、通信回線としての品質にこれといった不満はない。メイン端末のバッテリが切れた*1とか、メインのau回線が圏外という場合のみに使用しているため、500MBを超過することは無さそうに感じている。So-netの収益には貢献できなさそうで申し訳ない。
 一方、LTE回線で動画を観るとか、通信量の多い使い方をするユーザーであれば、すぐに無料分は使い切ってSo-netに貢献することができるであろう。
 なお、気付かないうちに500MBを超過するのが嫌な場合は、以下のようにAndroidの端末側で制限をかけることもできる。この例では395MBで警告メッセージが出て、495MBで3G/LTE通信できなくなる(ネットワーク側のデータ使用量測定値と、端末側の測定値は必ずしも一致しないので、若干の余裕を見ておいた方が安全である)。料金が発生することを認識したうえで、必要に応じて端末側の通信制限を解除すればもちろん継続して通信可能である。
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気に入っている点

  • ちょっとした緊急時のメール確認や、地図確認程度なら無料で使える
  • docomo回線なため、au回線の補完として使える
  • メイン端末がバッテリー切れでも、ちょっとingressするのに実用的

 

いまいちな点

  • 現時点までのデータ使用量を確認するアプリが提供されていない
  • Webからデータ使用量を確認可能だが、更新が遅い(「速報値」と言う割には、リアルタイムではないどころか、数時間後に反映されている感じ)

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以上。

*1:メイン端末のバッテリが切れるのは、概ねingressのせいである。