異物混入によるオーバーホールのため、保証期間の切れたTAMRONのレンズを修理に出すことにしました。TAMRONの修理受付窓口に直接依頼してきたので、その流れを軽く紹介します。
修理料金
損傷状態によっては、中古で買い直した方が安い場合もあり、修理に出すか悩ましいこともあると思います。TAMRONの場合、最近のレンズであれば修理料金の目安が明示されており、事前に修理料金の想定ができるようになっています。
TAMRON | 修理料金の目安
修理料金の割引き
販売店の延長保証等に加入しており、かつその保証の対象となる修理の場合は、販売店経由で修理依頼することになるでしょう。
そのような販売店独自の保証に加入していなくても、TAMRONに直接修理に出す場合は、無料の「タムロン・レンズライフ・メンバーズ」に加入することで修理料金の10%割引特典が受けられます。
タムロン・レンズライフ・メンバーズ
※上記URLはtamron.co.jpドメインではなく、cstamron.secure.force.comドメインとなっていますが、フィッシングサイトの類ではありません(TAMRONの修理業務にSalesForceを導入していることが垣間見れるだけです)。
修理依頼方法
販売店や取扱店経由で修理に出すことも可能ですが、店舗によっては手数料や配送料などの諸費用が余計に発生することもあるようです。無駄な出費を抑えたければ、直接TAMRONの修理受付窓口に依頼するのが良いのではないでしょうか。但し、窓口は上野にしかありません。宅配便で送付することも可能となっていますが、梱包の手間や配送料を考慮すると、遠方にお住まいの方は最寄りの販売店に依頼するのが便利かもしれません。
TAMRON | 修理について
タムロンレンズ修理申込書
TAMRONに直接修理申込する場合は、配送ではなく窓口に依頼する場合でも修理申込書を書いておくと、後述の通り窓口でスムーズに話が進みます。
タムロンレンズ修理申込書
修理受付窓口
私はJR上野駅から向かいましたが、Googleマップを見ながら約5分程で到着しました。ごく普通の雑居ビルの3階にTAMRONの修理受付窓口が入居しており、1階にファミリーマートが入ってるのが目印になると思います。
エレベータホールにも3Fがタムロンであることが明示されており、ビルまで到達できれば迷うことはないでしょう。
修理依頼
TAMRONのフロアに入ると、カウンター裏から担当者が出てきてくれました。修理依頼であることを告げると速やかに対応を開始して下さいました。事前に記入済の「タムロンレンズ修理申込書」を引き渡したこともあり、修理依頼完了まで10分程度しかかかっていないと思います。以下のような「修理品お預かり書(窓口)」を受け取ったら依頼終了です(掲載用に内容を消去したりモザイクかけたりしています)。
話の流れとは関係ないですが、タムロンレンズの補修部品は生産終了後7年を目安に保有と書いてあります。
ところで、私が来た時点では他の来客はなく、途中で修理品の受け取りに来たと思われる方がいらっしゃいましたが、別な担当者が中から出てきて、待たされることなく速やかに対応されていました。たまたま私が訪れた時が、空いていただけかもしれませんが、製品カタログと椅子があるので、多少の待ち時間は退屈しなさそうです。
念のため担当の方に修理料金の目安を伺ってみたところ、(当然ながら)冒頭にリンクを張った修理料金目安のページと同じ金額を案内して頂けました。また、いつごろ見積もり連絡できるかの目安と、いつごろ修理完了するかの目安も教えて頂けました。
修理は青森の弘前工場で行っているそうで、修理後は弘前から直送、修理窓口から郵送、修理窓口で受け取りのいずれかとなるようです(TAMRONは埼玉の会社ですが、国内工場はすべて青森にあるんですね)。
修理進捗
以下のページに修理受付No.と自分の電話番号を入力することで、進捗状況が確認可能になっています。
交換レンズ修理進捗確認サービス
こちらもURLがtamron.co.jpドメインではなく、cstamron.secure.force.comドメインとなっていますが、前述の通りフィッシングサイトではありません。
以下のようにステータスが[受付済み]⇒[見積中]⇒[修理中]⇒[出荷済み]と変わった後、修理品が届きました。
以上。
