eSATAとUSB3.0に両対応した2.5インチHDD/SSDケースのセンチュリーのCSS25EU3BK6G*1を購入しました。
USB3.0の普及以前は、外部ストレージを接続するUSB2.0より高速なインタフェースとして、eSATAを採用した製品が今より多かったように思います。
ですが、理論上eSATAより高速なUSB3.0の登場により、ストレージしか接続できないeSATAを積極的に搭載する必然性は少なく、eSATA搭載PC本体の新製品を見かけることもほとんど無くなりました。
HDDケースも過去にはUSB2.0とeSATAに対応したものが多様なメーカーから流通していたように思いますが、現在USB3.0とeSATAの両方に対応した製品は極端に少ないようです。
eSATA搭載機とUSB3.0搭載機との間での大量データ受け渡しを目的として、eSATA/USB3.0両対応のHDDケースを探したのですが、碌に比較対象も無くCSS25EU3BK6Gを選定することになりました。
センチュリー シンプルBOX2.5 USB3.0+eSATA SATA6G CSS25EU3BK6G
- 出版社/メーカー: センチュリー
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: Personal Computers
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対応機種
OS
メーカーサイトの対応OSの欄にはWindows 10は明記されていません。が、製品画像の下にだけはWin10アイコンが追加されている不思議な状態となっています。
シンプルBOX2.5 USB3.0+eSATA SATA6G(CSS25EU3BK6G)|センチュリー(CENTURY)
外箱にもWindows 8/7/Vistaと印字されているだけで、Windows10対応のシールが貼られたりもしていません。
手持ちのWindows 10搭載機ではeSATA(TOSHIBA dynabook R731/D)、USB3.0(ASUS TAICHI21)共に動作することが確認できています。
外観
触った感覚ではプラスチッキーな素材のようです。
但し、上面のみヘアライン風の加工が為されており、丁度dynabook R731/Dのトップパネルと同じような雰囲気となっています。
裏面にゴム足的なものは付いていないので、ノートPCの上に載せたまま部屋を移動するような事をすれば、滑って落下させてしまう危険性が高そうです。
なお、コネクタはeSATA、USBに加えて5VのDC入力端子が付いています。
eSATA接続時や、USB2.0で電力不足の際は、5V電源を接続する必要があります(USB端子から5V供給用の電源ケーブルが同梱されています)。
曲者なのはUSB端子で、HDDケース側にUSB3.0のBタイプやmicro Bではなく、Aタイプの端子が付いています。要するにPC側のUSB端子と同じ端子が付いており、一般的なUSBケーブルで接続することができません(両端がUSB3.0 Aコネクタの変則的なケーブルが同梱されています)。
パフォーマンス:ファイルコピー時(ASUS TAICHI21で検証)
パフォーマンス:バッチ処理時(TOSHIBA dynabook R731/Dで検証)
その他
マシン(eSATAコントローラ?)に依存するようではあるものの、eSATAデバイスはUSBのように電源投入したまま取り外しができない製品もあるようです。
幸いなことに、dynabook R731/D(Windows 10 Upgrade)ではUSBデバイスと同様にCSS25EU3BK6Gの取り外しが可能でした。
以上。