昨年、海外通販でブラックフライデーのセール時に99ドルで販売されていたLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.を購入したという投稿をしました。
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その後、販売店によるとバックオーダーが多すぎてしばらく入荷待ちという説明だったのが一転して、パナソニックが快く思っていないことを匂わす謎の理由で、決済完了後数カ月経った後に販売店にキャンセルされてしまいました。
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そんな経緯があって、パナソニックに対しての思いは穏やかではない面もあるのですが、今回は国内で購入しました。
LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.
一般にはこのレンズはブラックとシルバーの2種類のSKUがあることになっています。
が、実はそれ以外に通称白箱と呼ばれる特定販路向けと思われるSKUが存在します(通常は販売店オリジナルのレンズキットとして、カメラボディとセットで販売されることが多い模様)。
型番 | JANコード | 本体色 | 備考 |
---|---|---|---|
H-H025-K | 4549077483539 | ブラック | 一般流通品 |
H-H025-S | 4549077483546 | シルバー | 一般流通品 |
H-H025M-K | 4549077628695 | ブラック | 特定販路向け(?) |
Panasonic マイクロフォーサーズシステム用 25mm F1.7 単焦点 標準レンズ LUMIX G ASPH. ブラック H-H025-K
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: Camera
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Panasonic マイクロフォーサーズシステム用 25mm F1.7 単焦点 標準レンズ LUMIX G ASPH. シルバー H-H025-S
- 出版社/メーカー: パナソニック
- 発売日: 2015/10/23
- メディア: Camera
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私が購入したのは、H-H025M-Kになります。
一般流通品の外箱が化粧箱なのに対して、白箱はその名の通り白いです。
もちろん、レンズそのものは一般流通品と変わらない(販売店談)そうです。
ボディとセットではなく、単品売りされていれば(販売店にもよるでしょうけれど)一般流通品より割安な価格で入手可能です。
さすがに冒頭で紹介した99ドルよりは高いですが、海外からの配送料を加味するとほとんど変わらない価格で購入することができました。
保証書
一般流通品同様に1年間のメーカー保証も付いていますが、保証書に記された品番もきっちりH-H025M-Kになっています。
外箱無し保証書付きとしてオークション等で売却しようとしても、白箱品だったことが解るようになっています。
大きさ
正確な数値はメーカーサイトの通りですが、近い焦点距離のレンズと並べてみると意外と大きい(長い)です。
左がSIGMA 30mm F2.8 EX DN、中央がLUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.(H-H025M-K)、右がLUMIX G 20mm/F1.7 ASPH.(H-H020)。シグマの30mmより長いです。
生産国
一定の品質が担保されているなら、別にどこで作っていようと構わない派なのですが、気にする人には気になる点ではないでしょうか。
ちなみにH-H020には鏡胴にMade in Japanと表示されています。
一方、H-H025M-Kには同様の位置に生産国表示がありません。Panasonic製品の外箱には生産国表示が印字されていることが多いのですが、輸出を想定していないためか白箱には印字されていませんでした。
判りずらいですがレンズマウント部にMade in Chinaの刻印がありました。
ちなみに、メーカーサイトにも生産国表示がないのですが、誤記でなければケーズデンキの販売ページにはH-H025-Kの生産国が日本と表示してあります*1。
パナソニック 交換用レンズ マイクロフォーサーズ|H-H025-K|[通販]ケーズデンキ
Panasonicのデジタルカメラ関係は、かつて福島と山形で製造していたものの高級モデルを山形に残し、その他は中国に移管するという記事を見かけたことがあります。
念のためソースを探してみたところ、四国新聞社の記事が今でも閲覧可能で残ってました。福島工場は野菜工場になってるらしいですね…。
パナ、福島でのデジカメ生産停止/山形と中国に集約 | 全国ニュース | 四国新聞社
写り
Lightroomで何もいじらずにストレート現像した画像を基に比較(いずれもGM1Sの絞り優先露出、ISO200でホワイトバランスも固定して撮影)。
縮小した全体像
絞り値を変更した場合の変化。主に周辺光量の落ち具合の変化が見どころ。
ピクセル等倍
上記と同じ画像群をピクセル等倍で切り出したもの。絞り値を変更した場合の描写の変化が見どころ。
※F13辺りから手振れしたかのように顕著に悪化しているが、カメラは固定し2秒タイマーでシャッターを切っている。
シャープで周辺光量落ちも目立たないのはF4~5.6辺りっぽい感じ。
それでも、開放付近からシャープ感はあるので、周辺光量補正前提あるいはタイムラプス映像のソース画像として、マイクロフォーサーズの4:3画像の上下中央付近から16:9画像を切り出す用途なら無暗に絞る必要も無さそう。
以上。
*1:他の販売店サイトでは同様の表示は見当たらない。