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DSDS対応でSONY製センサ搭載で19800円のgooのスマホg07が発売された

モバイルデバイス

 NTTレゾナントの「gooのスマホ」シリーズにg07が登場しました。
g07 - gooのスマホ

 「gooのスマホ」ブランドでは、これまでに国内外のメーカーが製造したモデルが発売されてきましたが、7モデル目の今回はCoviaの製品になるようで、Coviaの型番としてはCP-J55aになるようです。
g07 | covia
 

 格安スマホと呼ばれる類のSIMロックフリースマートフォンは近年では多数発売されていますが、g07は19800円(税別)という価格でありながら充実した内容となっているようです。
 具体的には、日本国内でもDSDSに対応し、SONY製13MPイメージセンサ搭載、3GB RAM搭載、指紋センサ搭載、アルミボディ、FullHDディスプレイ搭載、USB type Cコネクタ採用、といった辺りが目立った特徴と言えるのではないでしょうか。

 以下に、馴染みが薄い人が多いであろうDSDSと、個人的に興味があることからイメージセンサ回りのカメラ機能について記載します。
 

DSDS

 Dual SIM Dual Standbyを略してDSDSと呼びますが、SIMカードが2枚挿入できるDual SIMスロット搭載機はこれまでにも多く存在しました。ですが、大半は日本国内では利用できない2G回線と、日本国内でも利用可能な3G/4G回線という組み合わせでしか機能せず、日本国内ではDSDSとして動作させることができませんでした。
 今年に入ってから発売されたMotrolaの一部機種や、最近発売されたZenfone 3シリーズ(Laserを除く)でようやく国内でもDSDSとして利用可能なスマートフォンが登場しつつありますが、ついに廉価な機種にもこの機能が採用されたと言えるのではないでしょうか。
 2枚のSIMを同時にスタンバイできるため、普通に1台のスマートフォンで2回線を同時待受けとして使用したり、ガラケーのSIMとMVNOのデータSIMを併用し、割安な通話料とデータ通信料を両立するような使用形態も魅力的です。
 

SONY製13MPイメージセンサ

 NTTレゾナント、Covia共に具体的なイメージセンサの型番は公表していないようですが、SONYの13MPイメージセンサというと、IMX258、IMX278、IMX214、IMX135辺りの何れかが採用されていると想像されます。いずれもSONY的にはExmorRSブランドに属するイメージセンサで、積層型裏面照射CMOSイメージセンサということになります。

  • 2015年9月リリースのIMX258であれば、位相差方式で高速なAFが可能なPDAF機能が搭載されていますが、g07の製品情報ではPDAFは記載されていないため恐らくIMX258ではないと考えられます。
  • 2015年7月リリースのIMX278にはセンサ自体にHDR機能は実装されていないため、g07の製品情報でHDRを訴求していることから、恐らくIMX278でもないと思われます。但し、HDRはソフトウェア的に実装することも可能なので、断定はできません。
  • 2014年4月リリースのIMX214はHDR機能があります。
  • 2013年1月リリースのIMX135は初めてHDR機能を搭載したイメージセンサです。

 ということから察するとIMX214またはIMX135の可能性が高いのかもしれません。旧製品であることから調達単価も抑えられるでしょうし。なお、IMX214ならイメージセンサとしては4K 30fpsでの読み出しも可能です。

 製品情報には動画機能についての言及が無いのですが、CoviaのFAQには以下の記載があり、標準アプリではFullHD(1920x1080)ですら撮影できないようです。FullHDで撮影するには他のカメラアプリをインストールするよう回答されています。

Q.FullHDの動画を撮影したいです。


A.標準のカメラアプリではFullHDの動画が撮影できません。(HDサイズまで)
 他のカメラアプリケーション(Googleカメラ等)をご利用ください。

g07 | サポート | covia

 上記FAQで4Kについての記述が無いことから、仮にIMX214が採用されていたとしても、g07では4K撮影はできなさそうな雰囲気です。
 そもそも、Qualcomm Snapdragon800シリーズなどは4K 30fpsに対応したエンコーダを搭載していますが、g07のプロセッサに採用されたMediaTek MT6750Tのエンコーダでは1080p 30fpsまでにしか対応していないようで、4K撮影は非対応と判断するのが妥当でしょう。
 

まとめ

 安価にDSDSを使いたいというユーザにとっては魅力的な端末となるのではないでしょうか。この価格で国内で合法的にDSDSが利用できる端末は知る限りありません。
 一方では、もう少し高くてもいいから4K動画にも対応してほしいとか、MediaTekではなくQualcommのプロセッサを搭載してほしいとか、対応バンドがもっと必要とか、auMVNO回線でも使いたいとか、もっとメジャーメーカーの製品をというユーザにとっては、Zenfone 3シリーズ(Laserを除く)が有力な選択肢となるのではないでしょうか。
 



 



以上。