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iPhoneのバッテリ残量表示がまだあるのに突然電源が落ちる

 最近、iPhone 5sのバッテリ残量表示が20%程度まで減ると、突然電源が落ちるようになりました。

 既に3世代前のモデルになるためバッテリの寿命が近いのか、或いは冬場で気温が下がっているためバッテリの性能が発揮できないのかなどと思いましたが、残量表示と実際の残容量の割合が一致しないのは不便です。

 もちろん、購入した当初よりも使用可能時間が短くなるのはバッテリの特性上避けられません。
 ですが、ノートPCなどでは残量表示を実態に合わせて調整可能な手段が用意されていることが多くあります*1。一般に、その手段や機能のことはバッテリキャリブレーション(battery calibration)と呼ばれています。英語をそのままカタカナにしただけですが、敢えて日本語で表現するなら充電池調整といった感じです(調整といっても、分解してバッテリそのものや、充電回路に手を入れるわけではありません)。
 

 ということで、iPhoneのバッテリキャリブレーションの方法を調べてみました。
 

iPhoneのバッテリキャリブレーション

 普通に検索してみるとそれらしい情報は多数ヒットします。ですがが、(少なくとも)検索上位にAppleの公式情報は出てきません。ヒットしたサイトも情報源は明示されておらず、サイトによっては微妙に違う説明もあったりと、何が正しいのかよく判りません。
 

公式情報

 Appleのサイト内で調べてみたところ、実はAppleが公式に説明している情報は無いようです。英語サイトと日本語サイト共に調べましたが、見当たりませんでした。
 

サポートフォーラムの情報

 ですが、公式のサポートフォーラムで一般ユーザによる書き込みのようですが、以下のようなそれらしき情報の書き込みは複数見当たりました。
How to calibrate iPhone battery? | Official Apple Support Communities

 先に検索して得られた情報と同じような内容で、それらの情報を総合してみると、

 バッテリキャリブレーションのためには、
 「スリープボタンとホームボタンを長押しして再起動後、一度電源が落ちるまで充電せずにバッテリーを使い切る」
 を、行えばよさそうです。
 
 なお、「スリープボタンとホームボタン」の長押しはApple公式情報では「強制再起動」(force reptart)の方法として掲載されていますが、バッテリキャリブレーションが行われるとは明示されていません。(ちなみにホームボタンが無くなったiPhone7ではスリープボタンと音量-ボタンで強制再起動されます。)

強制的に再起動する方法


iPhoneiPadiPod touch が反応しなくなった場合に限り、最後の手段として、強制再起動をお試しください。デバイスを強制的に再起動する場合は、以下の手順を実行してください。

  • iPhone 7 または iPhone 7 Plus の場合:スリープ/スリープ解除ボタンと音量を下げるボタンを同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。
  • iPhone 6s 以前、iPad、または iPod touch の場合:スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンを同時に 10 秒以上、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

iPhone、iPad、iPod touch を再起動する - Apple サポート



 とりあえずこの方法を試してみたところ、バッテリ残量表示が正常化しました。20%を下回っても突然電源が落ちるようなことはなく、1%表示まで使用可能に戻りました。

 このことから察するに、強制再起動を行うとバッテリキャリブレーション処理もトリガーされるような作りになっているのでしょう。
 

 なお、バッテリキャリブレーションを行っても、当然ながらバッテリの残容量が回復するわけではありません(劣化したバッテリが復活するわけではありません)。残容量表示が正常化するだけですので、使用可能時間が極端に短い場合にはバッテリ交換が必要です。
 保証期間内またはAppleCare+に加入していれば、無償でバッテリ交換できるようですが、保証期間外の場合はiPhone全モデル均一で税別7800円の費用が掛かるようです。
iPhone のバッテリーと電源 - Apple サポート 公式サイト

 ちなみに、非正規代理店でバッテリ交換を行うと、Appleの製品保証が無効になります。また、電波法に基づく特別特定無線設備の登録修理業者制度に未登録の業者や自力でバッテリ交換を行なったiPhoneを使用すれば、法律違反に問われる可能性があります。
 Appleの製品保証を無効にしたくないし、違法性のある行為も行いたくない、それでも価格を抑えてどうにかしたいということであれば、多少邪魔ですがモバイルバッテリーを持ち歩くのが現実的な選択になるのではないでしょうか。

  



以上。

*1:メーカーや機種に依ります。