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VEGAS PRO 14が発売&セール中

 映像編集ツールのVEGAS PROの最新版となるVEGAS PRO 14が発売になりました。
 VEGASやACIDがSONY CREATIVE SOFTWAREからMAGIXに買収された後の初のリリースとなることもあってか、海外では2016/9/20にリリースされてからだいぶ遅れた感がありますが、日本国内でも発売になりました。

 で、2016/12/5より12/31まで既存ユーザ向けの優待価格での特別バージョンアップや、"The Chance 2016 Final"と題されたセールがSOURCENEXTで行われています。
 MAGIX製品となったことで、国内代理店がどうなるのか不明確でしたが、とりあえずはSOURCENEXTのままのようです。
 

価格

SKU 定価*1 セール価格*2 特別バージョンアップ価格*3
VEGAS PRO 14 Edit 399 USD 6980円 3980円
VEGAS PRO 14 599USD 9800円 N/A
VEGAS PRO 14 Suite 799USD 12800円 9800円

 相変わらず意味不明な安さで入手できるようです。
 

新機能

SOURCENEXTの説明

 SOURCENEXTの製品紹介ページには旧バージョンとの差異一覧が無いのですが、新機能として以下が謳われています。

プロ用映像制作ソフトの最新版 「Vegas Pro 14 Edit」|ソースネクスト
※製品紹介ページに記載された新機能は、Pro 14 Edit, Pro 14, Pro 14 Suiteの3SKU全て同一。

バージョン14 の新機能

  • HDを4K並みにアップスケール
  • HEVC、ProRes形式に対応
  • 動画の切出しが簡単・高速に
  • 綺麗に拡大できるスマートズーム機能
  • 動画の超高速化が可能(最大40倍速)
  • 業務用REDカメラをサポート
  • パフォーマンス・安定性の向上

 

 ふわっとした箇条書きで、「HDを4K並みにアップスケール」、「動画の切出しが簡単・高速に」「綺麗に拡大できるスマートズーム機能」については、詳細な説明が欲しいところです。
 

MAGIXの説明

 MAGIX公式の製品紹介から新機能の情報を拾ってみましょう。以下引用しつつ、適当に大事そうなところだけ意訳してみます(誤訳等があっても責任は持てませんが悪しからず)。

New features & highlights – VEGAS Pro

VEGAS Pro 14 includes a wide array of impressive new features in addition to improvements to stability and system performance. With this combination of performance and innovation, a new and exciting foundation has been laid for the future of video editing.

  • Vegas Pro 14には安定性やパフォーマンス改善だけではなく幅広い新機能を含む

某社のソフトウェアとは異なり、個人的には従来バージョンでも安定性には全く不満はありません。さらにパフォーマンスと共に安定性も改善されているのは好ましいことですね。
 

Hover scrub technology

Quickly scrub through footage in the Trimmer window and add In and Out points on the fly. This enables you to quickly identify just the important portion of your video clip and then add it to your timeline.

  • ホバースクラブ
    トリミングウインドウでIN-OUT地点を指定して高速に映像を切り出せる

GOP単位で再エンコードなしで高速に切り出せるとかそういう話ではないみたいですね。
 

Upscale HD footage for use in 4K and UHD projects

Achieve breathtaking quality in every project. Smart Upscaling technology gives you the power to use your archived HD footage in your 4K productions.

  • HD映像を4K UHDにアップスケール して利用可能

息をのむような品質("breathtaking quality")とかそんなふわっとした形容詞はどうでもいいので、アップスケールアルゴリズムの凄さを説明してもらわないと他のツールに対する優位性がさっぱり解らないのですが。
 

RED camera support

Quickly and easily import and edit recordings made with the latest RED digital cameras into VEGAS Pro 14.

  • REDカメラ対応

 

Up to 40x video velocity

Create extreme fast motion effects with the new higher velocity limit. Combine with the event playback rate for a maximum clip velocity of 40 times normal speed.

  • ビデオを40倍速まで高速化
    イベントと組み合わせて再生レートを40倍速まで可変可能

イベントポイントを打てば映像中で動的に再生速度を変更できるってことでしょうか?単に映像中で固定で再生速度を指定するだけなら他のツールでもできますし、従来でも4倍までは高速化できました。イベント指定で時系列での動的再生速度変更と上限値の拡大が新しいのだと思います。
 

Smart zoom

Define the focal point of your video regardless of what was originally framed in camera. Use keyframing techniques to create exact zooms in post production that your videographer didn't shoot in the field and maintain exceptional video quality while you do it.

  • スマートズーム
    記録された映像のフォーカスポイントとは無関係にフォーカスポイントを定義可能。キーフレーミング技術によって現場で収録できなかった正確なズーム映像を作れる。

ちょっと何言ってるのか判りませんが、ズーム中にフォーカス外した場合に、(フォーカスを外していない)前後のフレームから補完して高画質なズーム映像を作れるとかそんな感じの意味でしょうか?単にクロップして拡大してズームできますよという話なら従来から出来ますし。
 

Smart Adaptive Deinterlacing

Transform even the fastest paced deinterlaced material to modern progressive footage with stunning quality and clarity.

そうっすか。とは言え、撮影機材がインターレースにしか対応していないのならともかく、撮影時にプログレッシブ記録していればどうでもいい話。他のツールでもインターレース解除なんてできるわけで、どこら辺がスマートなのか説明がないと、何が凄いのか判りません。
 

Script for grouping video and audio events

Create custom scripts for combining video and audio material. Automatically group objects you have selected.

  • 映像と音声のイベントをグルーピングするスクリプト
    映像と音声素材を組み合わせるカスタムスクリプトを作れる。選択したオブジェクトを自動でグループ化できる。

何言ってんすかね?強力なスクリプティング機能が追加になったわけでもなさそうでし、映像と音声のグループ化とは何言ってるんでしょうか?別撮りした音声を映像の同期を自動化できたりするのでしょうか?
 

You decide which resampling mode to use

Set resampling mode on a project-wide basis and start all your projects with that setting if you choose to. Never spend needless time adjusting resampling mode on individual timeline events again.

  • リサンプリングモードを選択可能
    プロジェクト設定でリサンプリングモードをセッティング可能で、リサンプリングモードを個々のタイムラインイベントで調整する必要は無い。

ここで言ってる「リサンプリング」は何を指してるんでしょうかね?色を意図しているのかフレームレート変更を意図しているのかオーディオを意図しているのか。
 

High Frame Rate (HFR) Support

Faster import for HFR material. Achieve the highest quality results with VEGAS Pro 14.

  • ハイフレームレート対応

具体的に何fpsまで対応しているのかは説明なし。
 

ProRes

This HD-compatible intra-frame video codec offers high quality and smooth frame access for video editing and postproduction.

  • ProRes対応

商標権的にAppleて付けてないだけで、所謂Apple ProResの事なんでしょうか?All-Intraで高画質ってだけならH.264でも出来るわけですし。
 

HEVC support for UHD

Achieve top quality results fast with HEVC (High Efficiency Video Coding) support, an ultra-modern codec with professional features.

  • HEVC対応

 4K時代の大量データに対応して、所謂H.265対応ってことでしょうね。
 

 こうしてみると、ふわっとした説明はSOURCENEXTのやっつけ仕事ではなく、MAGIXの公開情報がそもそも少ないのが原因のようですね。
 

動作環境

 VEGAS PRO 13から特に変わってなさそうです。

OS
64bit版Windows 7/8/10
CPU
2GHz (HDまたはステレオスコピック3D映像にはマルチコア、4K映像には8コアを推奨)
メモリ
4GB (8GBを推奨。4K映像には16GBを推奨)
HDD
500MB(プログラムインストール用) (4K映像にはSSDや高速なRAIDストレージを推奨)
GPU
VRAM512MBのNVIDIA(CUDA),ATI/AMD(OpenCL),Intel(OpenCL) GPUアクセラレーションを有効にした4K映像処理の場合は1GBのVRAMを推奨)

 

 新機能の凄さがいまいちよく解りませんが、あまりにも安いのでとりあえず購入しておきました。新しいマシンを調達するまで恐らく使わない気もしますけど。
 



以上。

*1:MAGIX公式サイトの価格。

*2:The Chance 2016 Final終了後のSOURCENEXTの販売価格は不明。

*3:「今回限り」の表記有。期間終了後のSOURCENEXTでのアップデート可否及び価格は不明。

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