Photoshop CC 19.1.0がリリースされた

 Windows 10で利用しているCreative CloudPhotoshop CCのUpdate通知が表示されました。
Creative Cloud Update Notify on Photoshop CC

このアップデートには、選りすぐりのオブジェクトを自動選択する新機能、高解像度モニターのサポート、その他の機能強化およびバグの修正が含まれます。

 ということで今回はバグフィクスだけではなく、新機能を伴ったアップデートのようです。
 

更新後バージョン

Photoshop CC 19.1.0 System information dialog
 Photoshop起動後にシステム情報ダイアログで確認すると、

Adobe Photoshop バージョン : 19.1.0 20180116.r.238 2018/01/16: 1153018 x64

 となっています。ちなみに、更新前は"Adobe Photoshop バージョン : 19.0 20171103.r.190 2017/11/03: 1143799 x64"でした。
 なお、今回のバージョン19.1.0は後述の公式コミュニティやBlogなどでは、単にバージョン19.1と表記されているようです。
 

更新内容

 公式の日本語ページには本投稿記載時点(2018/1/27)では、「2018 年 1 月リリースの新機能」として「被写体を選択」機能が、「2018 年 1 月リリースで更新された機能」として「Microsoft Surface Dial サポート」が掲載されています。
新機能の概要 | 2018 年 1 月および 2017 年 10 月リリースの Photoshop CC

 英語版の方には上記と同様の"Select Subject"、"Support for Microsoft Surface Dial"に加えて、"High-density monitor support and per-monitor scaling"が"New in the January 2018 release"として掲載されています。
New features summary | January 2018 and October 2017 releases of Photoshop CC
 

 Photoshop公式コミュニティにはPhotoshop CC 19.1.0のリリースを告知するアナウンスが出ています。
Photoshop CC 2018 (19.1) update now available | Photoshop Family Customer Community

 このアナウンスによれば、各新機能の詳細は以下の公式Blogの投稿に記載されているようです。
Photoshop Releases Version 19.1 With Selections Improvements, Advanced Support for Windows High-Density Monitors and More | Adobe Blog
 

 また、以下38件のバグ等が修正されたとされています。
Fixed issues in Adobe Photoshop CC

 

 私の用途では特に困っているバグはなかったので、改善効果はよく判りません。
 
 なお、新機能の「被写体を選択」ツールはどんな感じか軽く試してみたところ、パンフォーカスや風景画像のように画像全体にフォーカスが来ているような画像ではうまく機能してくれないようです。
 機械学習の成果を取り入れているのであれば、物体をいい感じに認識してくれたりするのかしらと思ったのですが、そこまで都合よくは出来ていないようです。
 逆に、選択したい被写体だけを分離しやすそうな、背景が被写界深度外にあるような画像では割と良い感じに選択できるような気もします。
 



以上。