現在では既に対応製品も発売されておらず、メーカーサポートも無く、マニュアルPDFすらダウンロードできない骨董品のM-Audio OMNI I/Oを入手しました。
現在、オーディオインタフェースは国内外の多様なメーカーから発売されていますが、OMNI I/Oはちょっと毛色が違います。確かにインタフェースではあるのですが、USB接続や、かつてのFireWire(IEEE1394)接続、或いはPCI接続といったようなPCと直接接続する機器ではありません。I/O BOXとでも表現すればいいのか、M-Audioの一部のオーディオインタフェースと接続して使うためのインタフェースなのです。対応する一部のオーディオインタフェースとは、PCI(PCI-eではない)接続のAudiophileやUSB(USB1.1)接続のQUATTROといった古い製品であり、もはや現行のWindowsやMacOSで動作するドライバは存在しません。
そんなわけで、現在店頭で見かけることはまずありませんが、捨て値でオークションに出品されているのを稀に見かけることがあります。私は今でもLinuxでQUATTROを使用することがあるので、OMNI I/Oを落札してみました。大変汚い外装状態だったので、分解・清掃を行ったついでに、内部の基盤を観察した記録を掲載します。
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