東京スカイツリー「リオ オリンピック期間中の特別ライティング」

 東京スカイツリーで深夜に突如点灯された謎のライティングが、リオ・オリンピック期間中の特別ライティングのテストだった件を以下の投稿に記載しました。
wave.hatenablog.com

 先の投稿でも少し触れましたが、スカイツリーのライティングは静的なものと動的なものがあります。
 現在点灯されている「リオ オリンピック期間中の特別ライティング」にはブラジル国旗をイメージしたライティング、日本国旗をイメージしたライティング、金メダルをイメージしたライティングの3種類ありますが、それぞれに動的な要素を含んでいます。
 静的とか動的とか何言ってるのか解らんという方も多いと思いますが、見ていただくのが早いと思います。
 

ブラジル国旗をイメージしたライティング(点灯シーンGIF)

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パッと点くのではなく、上下に広がりを持ちながら徐々に点灯します。
点灯後はほぼ静的な状態となりますが、交点照明だけはキラキラと変化する演出が加えられています。
ちなみに、消灯時は単純なフェードアウトです。
 

日本国旗をイメージしたライティング(点灯シーンGIF)

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太陽が昇るように、日の丸の赤色が下から上昇し、上下に白色が伸びるような演出が加えられています。
こちらは点灯後は完全に静的な状態となります*1
こちらも、消灯時は単純にフェードアウトです。
 

金メダルをイメージしたライティング(消灯シーンGIF)

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点灯中はほぼ静的な状態ですが、交点照明で表現された5色の輪(菱形?)が浮かんでは消える演出が加えられています。
そして消灯時に塔体のライティングが消えた後、一瞬だけ交点照明で表現された5色のスパイラル状のストライプが上から下に流れます。
 

金メダルをイメージしたライティング(消灯時の一瞬)

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この状態を見たことがある人はほとんど居ないのではないでしょうか。
交点照明は塔体のライティングに紛れ込んでしまい、目に見える状態で撮影しにくいですし、離れれば離れるほど目視でも視認が困難になります。
塔体が消灯した状態で、比較的近距離から大きく写せば、白飛びに注意が必要ですが上記のように写せます。
 

 なお、ブラジル国旗をイメージしたライティングと日本国旗をイメージしたライティングは毎時0分と30分とで交互に入れ替わるので、その点灯・消灯シーンを目にするのは比較的簡単です。金メダルをイメージしたライティングは入れ替えが無いため、スカイツリーのライティングが終了する24時まで待たなければ消灯シーンには遭遇できません。
 

 クリスマスなどを除き基本的に静的なライトアップの東京タワーとは異なり、スカイツリーは多様な表現が取り入れられており、違った面白さがありますね。
 



以上。

*1:航空障害灯を除く