以下の投稿でも記載しましたが、2017/1/5までKORGのソフトウェア製品がセールになっています。
wave.hatenablog.com
ということで、KORGの最新*1のiOSアプリARP ODYSSEiを購入しました。
セール期間中に購入したいため、とりあえず手持ちのiPhone5sに導入しましたが、小さな4inchのスクリーンでどんな感じの使用感になるのか記載します。
ファーストインプレッション
ある程度予想はしていましたが、UIコンポーネントが小さすぎるため、操作しにくいです。より率直に言うと、使い難いなんてレベルではなく、何度もタップし直さないと意図した操作ができず、多くの場面で使用に耐えないレベルの操作性です。
他に手持ちのiOSデバイスとしては第3世代iPadがありますがODYSSEiは動作しないため、そのうち新しめのiPad買おうと思います。ODYSSEi用にはminiよりはAirの方が適していそうな気がしますが、普段使いで考えるとminiだよなぁ…などと考えるのはまた別の話。
といった状況ですので、残念ながら音作り云々については評価できる状態にありません。
画面構成
以下の掲載画像はiPhone 5sのスクリーンショットになります。先述の通りiPhone 5sは4inch画面ですが、解像度は1136x640pixelとなっています。iPhone SEは5sと同じ解像度ですが、iPhone 6/6s/7は1134x750、iPhone 6 plus/6s plus/7 plusは1920x1080となっているため、iPadシリーズでなくiPhoneシリーズでも微妙に異なる表示/操作性になると想像されます。
VCO
↑2VCO構成
※なお、引き続き掲載する各画面の切り替えはスワイプではなく、最上部に表示されている極小のボタンを押す必要がある。iPhone5sのスクリーンサイズでは押すのが困難(一発で切り替えるのは不可能)。
VCF/VCA/EG/LFO
↑EG/LFOはVCOにも適用できるわけで、パラメータ配置がこの画面にまとまっているのはピッチに変化のあるSEのような音を作る場合などでは使いにくいかも(PDFマニュアルではVCO画面と分割されておらず、iPadなどでは同一画面に集約されているのかもしれません)
後述のアプリ内購入をしなくても、VCF TYPEスイッチでODYSSEY Rev.1、Rev.2、Rev.3のフィルタータイプを切り替えられるようになっています。
EFX
↑排他的にエフェクトアルゴリズムを選択するのではなく、CHORUS、DELAY、REVERB、DISTORTION、PHASER、EQが同時使用可能(他のKORGアプリ製品群より動作要件が厳しいのはこれも一因かもしれませんね)
ARPEGGIATOR
↑16ステップで動的にパラメータをコントローすることもできる凝った構成のアルペジエーター
XY Pad
↑KAOSSPAD以来の多くのKORGの器材で見られる2つのパラメータを同時に可変できるパッドが2系統利用可能
iPhone 5sのスクリーンサイズだと、アルペジエーターで演奏させつつ、XY Padで音を変化させて遊ぶくらいなら実用に耐える操作性で使えそうです。
Settings
↑Tempoの下にもパラメータが見えかかっているのですが、上にスワイプしてもスクロールできず、パラメータにアクセスできない(バグですよKORGさん!)
Info
↑情報
In-App Purchase
↑Rev1、Rev2のスキンとパッチが追加購入可能
先述の通りVCF TYPEスイッチでRev1,2,3のフィルタータイプ切り替えが可能なため、自分で音を作る分にはRev1,2目的でアプリ内購入する必要はありません。
Patch Save
↑近年KORGによって復刻されたアナログ電子回路のハードウェア版のOdysseyシリーズではパッチを保存できませんが、本アプリなら可能
Patch Load
↑同様にアナログ回路のハードウェア版では不可能ですが、アプリならパッチをロードすることも可能
iOS側の設定画面
↑システム周りの設定が可能
*1:と思ったら、iWAVESTATIONアプリが新たにリリースされてました。個人的にWSは実機を持っているので焦って購入しなくてよいかと。