100円ローソンの単四乾電池

 夜中にエアコンのリモコンが反応しないことに気付いたので、近隣の24時間営業のお店まで買いに行きました。

 もちろん大手コンビニでも乾電池は販売されていますが、100円ローソンことLAWSON STORE 100(旧SHOP99)でも取り扱いがあり、多くの商品と同様に100円(税別)ですので割安です。
 所謂100円ショップ系列の店で販売されている乾電池は、謎のメーカーの海外製電池ではないかとも思われるかもしれませんが、私が行ったLAWSON STORE 100には東芝三菱電機ブランドの製品が販売されていました。

 今回は東芝ブランド品を何となく選択してみました。が、東芝製ではありませんでした。
 

表面

f:id:kachine:20181206214632j:plain
 普通のアルカリ乾電池といった感じです。完全にどうでもいいことですが、各電池はバラバラな位置でパッキングされており、梱包工程でコストダウンしているのだろうと思います(電気用品店などで売っているお高い電池は、だいたいロゴがバシッと揃った向きになっています)。

 TOSHIBAブランドが表示されていますがですが、よく見ると印字されている企業名は「東芝ライフスタイル株式会社」で中国製と表示されています。
 東芝ライフスタイルの公式な企業情報ページには何も書かれておらず、一見すると東芝の子会社かなと思うのですが…
会社概要|企業情報|東芝ライフスタイル株式会社
 東芝本体のIR情報を参照すると、2016年6月末で中国の美的集団有限公司の子会社Midea International Corporation Company Limitedに発行済株式の80.1%を約514億円で譲渡し、東芝の子会社から外れ、美的集団グループの子会社となっているようです。
東芝ライフスタイル株式会社の株式譲渡完了に関するお知らせ(PDF)

 ということで、東芝ブランドが印字されていますが、(かつては東芝子会社だったものの現在では)中国企業の製品ということになります。
 なぜ美的集団グループへの事業譲渡後もTOSHIBAブランドの商品を製造しているのかと思ったら、以下の報道によれば40年間東芝ブランドの使用権も得ているようです。
東芝ブランド40年間使用 白物家電事業、中国・美的に売却で最終合意 - 産経ニュース

 なお、先日に購入した物ですが、使用推奨期限は2023年9月となっており、恐らく製造後5年辺りが推奨期限になっているようです。
 

裏面

f:id:kachine:20181206214646j:plain
 LR03E 4CP(LM)という型番(品番)のようです。
 JANCODEは4904530026720となっており、4始まりですので国コード「日本」が使用されていますが、これは「日本製」を意味しません。
  

雑感

 軽く調べてみた限りでは白物家電で美的集団がTOSHIBAブランドを使用できるのと同じように、TOSHIBA/REGZAブランドも中国・海信集団(ハイセンス)が40年間使用できるようです。つい最近も、東芝DynabookSHARPに買収されたと報じられていますが、SHARP自体が台湾・鴻海精密工業に買収されています。一連の報道を見ているとSHARPdynabookブランドを今後使用するようです。
 といった事を踏まえると、東芝自体のブランドや、東芝製品のブランド(REGZA, dynabook等)の製品は、もはやどこの企業の製品なのか、普通の消費者が一見しただけでは判らないという状況が40年位は続きそうです。

 「同じ値段ならTOSHIBAにするか」とか、「ちょっとくらい高くてもTOSHIBAにするか」みたいな選択をすると、もはや中身は東芝ではないという事態があるかもしれません。

 使い捨ての乾電池なら液漏れしやすいとかそういったことが無ければ比較的どうでもいいですが、高額商品でTOSHIBAロンダリングとも言えそうな製品を高値で買ってしまうことがないように注意が必要かもしれません。もちろん、東芝製ではなくてもTOSHIBA系ブランドの表示された製品が優れているのであれば、積極的に選択すればいいと思います。が、他の製品と迷った末の選択の決め手がTOSHIBA系ブランドというだけなら、冷静に考えてみた方がいいかもしれませんね。
 



以上。