arecordで記録したraw pcmデータや自作コードで生成したPCM波形を、後になってから再生しようとして記録・生成時のサンプルレートやフォーマットを忘れて困ったという事態に遭遇することが稀にあります。
フォーマットが判らない以上は、総当たりで変換かかけてみるしかない訳ですが、再生可能なWAVファイルを得ることができるはずです(変換できなければ単なるリニアPCMデータではないということになるでしょう)。
YAMAHAのDASS搭載機
かつてYAMAHAのシンセサイザー等にはDASS(Dual Architectural Synthesis System)と呼ばれる音源システムを搭載したモデルが存在しました。Dual Architectureが指すのはFM音源とAWM音源で、その両方を搭載したモデルがDASS搭載というわけです。
主に知られているDASS搭載モデルはSY22/SY35とそのモジュール版のTG33、或いはEOS B500/B700でしょう。これらのモデルではFM音源用チップとAMW音源用チップが個別に搭載されていたわけではなく、GEW5と呼ばれる音源チップが搭載されていました(AWMの波形ROMはGEW5から独立しており、モデルによって違います)。
少ないモデルでしか採用されていないようにも思えますが、YAMAHAのホームキーボードPORTATONEや電子ピアノのCLAVINOVAシリーズまで含めると、結構な数が存在するようで、調べてみた結果をまとめます。