機材
前回の投稿の続きです。 wave.hatenablog.com ※自分なりの解釈を多分に含みますので、認識齟齬や事実誤認が含まれる可能性もありますのでご注意ください。
1985年発売のKORG DW-8000の波形を調べたので記録を残しておきます。
以前から気になっていたAKAI MPK Mini Playの内蔵音源の実体が何者なのかついに特定しました。 以下の投稿を書いた時点ではAKAI自社開発の音源ではなく、YAMAHA(日本)/Dream(フランス)/VLSI(フィンランド)辺りの音源チップメーカーが供給する何らかの製品が…
90年代のドラム音源の名機ALESIS D4のドラムセット(とマップ)一覧がどこにも見当たらないので、バルクダンプからパースした情報を残しておきます。 KAWAI、KORG、Roland、YAMAHAといった現存する日本メーカーは過去モデルのマニュアルがそれなりに充実してい…
今年(2022年)9月下旬にZOOMからMTR兼オーディオI/F兼その他もろもろ多機能なR12が発売されました。 ZOOMのRシリーズはこれまでにもR8, R16, R24等が有り"MultiTrak Recorder"や"Recorder: Interface: Controller: Sampler"を名乗っていましたが、R12は短く"M…
KORG microPianoのMIDI改造を去年行いましたが、今度はtinyPianoでも成功しました。 wave.hatenablog.com KORG tinyPIANO タイニーピアノ ミニ鍵盤25鍵 レッド 自動演奏デモソングを50曲内蔵KORG(コルグ)Amazon<<警告>> 分解するとメーカー保証は失効し…
20年以上前に中古で購入して使用した後、15年以上はしまい込んだまま保管していたFB-01を引っ張り出してみたところ、出音がほぼ聴こえない状態となっていました。 修理したところ正常に使用できるようになったので、実施した作業記録を残しておきます。 <<…
2022年7月初頭にNovationのソフトウェアシンセサイザー版BassStation (B-Station)とV-Stationが無償化されたという情報を目にしました。 国内外の複数のブログ等で同じ内容が紹介されているのですが、いずれもソースが貼られておらずNovationの公式発表らし…
Roland Groovebox MC-505には派生モデル*1が複数存在します。Groovebox D2, Groovesynth JX-305, Groovebox MC-307がそれに該当します。 これらのモデルはタッチパッド、鍵盤、フェーダーが付いていたりと、コントローラや外見はかなり異なりますが、MIDIイ…
Roland JD-800の通称53番ピアノこと、I-53 Ac.Piano 1の構造を調べたので記録に残しておきます。
とあるソフトウェアシンセサイザーをインストール後、PCを再起動したらブルースクリーンで起動しなくなりました。 原因が判った今となってはこう書けるのですが、当初はソフトシンセを入れたらシステムが壊れるとは全くの想定外で原因が判らず、OS再インスト…
半田付け不要かつ予算3000円程度*1で十分な、BLE-MIDI接続の音源モジュールを作成したので紹介します。 ※今までに無いような新しい音や、よりリアルな音を追求するような目的の音源モジュールではありません。チップ単体では僅か数ドルで供給される安価な市…
今月初頭にかけて毎日のように新製品発表されたBehringerの小型シンセサイザシリーズですが、どうやら"Spirit/Soul micro synths"といった感じで呼称しているようです。各モデル名の隣に何か筆記体で印字されてるなとは気づいていましたが、それぞれJP-4000 …
ここ数日に渡りFacebook上でBehringerの怒涛の新製品発表ラッシュでしたが、これが最後のようです。 KORG MS20開発者のHiroaki Nishijima氏の設計によるHirotribeが発表されました。その名からElectribeやMonotribe的な機材と察せられますが、Monotribeを進…
この数日BehringerがFacebookで新製品発表を続けていますが、新たにUB-1が発表されました。 UB-1はJP-4000、ProVS、Saturnと同じフォームファクタの製品に見えますが、ProVSやSaturnの想定価格99USDとは異なり、JP-4000同様に想定価格49USDと激安な代わりにD…
つい数日前にRolnad JP-8000を模したJP-4000が発表されたのを下記投稿で紹介したばかりですが、今度はRoland Jupiterを模したと思われるSaturnがBehringerのFacebookで発表されました。 wave.hatenablog.com JP-4000と同時にベクターシンセのSCI Prophet VS…
BehringerがJP-4000のlaunchをFacebookで発表しました(2022/2/25)。対象国は不明ですが6月に出荷開始予定のようです。
いわゆるRoland TB-303クローンとしてドイツの格安音楽機材メーカーBehringerがリリースしているTD-3が価格改定で値下げされ、1万円を大きく下回る8800円になったようです。 Behringerの一部製品が価格改定による値下げを発表!TD-3やRD-8などがよりお求めや…
JUNO-106を再現したシンセサイザーとして2015年にJU-06が本家Rolandからリリースされました*1。物理的に稼働可能な個体が減っていたり、それ故に高額で入手困難な過去の機材が再びリーズナブルな価格で再発売されるのはファンとしては嬉しいものです。私もJU…
RolandのUSBオーディオインタフェース製品であるDUO-CAPTURE(UA-11)、TRI-CAPTURE(UA-33)を入手しました。いずれも2011年発売で約10年前の製品ということになります。
著名ミュージシャンも愛用する90年代デジタルシンセサイザーの名機にRoland JD-800があります。 実機を一目見れば解りますが、パネル上に大量のコントローラを搭載して音作りがしやすい点が最大の魅力でしょう。優れた点は他にもいくつかありますが、JD-800…
SDカードで運用するシングルボードコンピュータのようなフラッシュメモリをストレージに使用したシステムでは、フラッシュメモリの寿命に配慮して書き込み回数・頻度・量を抑止するため、ログを随時フラッシュメモリに書き込まないための手段が採られること…
主に90年代のデジタルシンセサイザー・音源モジュール・サンプラー系の機材に使用されていたDAC(とADC)の情報をまとめます。 実際に実機の中身を確認したり基板画像から識別したものや、各社のサービスマニュアルをソースとしていますが、誤りがないことを保…
Linuxが動く従来のシングルボードコンピュータのRaspberryPiシリーズとは異なり、もっと素朴なマイコンボードのRaspberryPi PICOが2020年に発売になりました。しばらく入手困難な状況でしたが、やっと定価で店頭購入できるような状況になってきたようです。R…
YAMAHA DX7に代表される6オペレータFM音源のYM2128 (OPS)や、DX21系の4オペレータFM音源のYM2164 (OPP)ではオペレータの出力波形はサイン波のみでした。後の4オペレータFM音源YM2414 (OPZ)では8種類の波形を選択することができるように機能拡張されました。
FM音源はYAMAHAが製品化したことは有名ですが、21世紀に入ってからKORGもFMシンセサイザーを発売しています。2016年のvolca fmや2020年のopsixがそれです。 実は20世紀にもKORGからFM音源を搭載したシンセサイザーが発売されていました。1986年のDS-8と1987…
1995年にAVIDに買収された、digidesignのUSBオーディオインタフェースMbox2をLinuxで使用するために入手しました。 が、現行の機器ではFirmware Updateできなくて困ったので、Update成功までの試行を記録しておきます。※試行順に時系列で記載してますので、…
知らなかったので単なる備忘録です。 Rolandの1988年頃のギターシンセサイザーGR-50という機材を見かけまして、この音源部は何に相当するのだろう(或いは固有の実装なのか)?と思い調べた結果をメモしておきます。 結論を先に書いておくと、タイトル通り同社…
前々から気になっていたKORGのmicroPiano*1をついに買いました。KORG MICROPIANO マイクロピアノ ミニ鍵盤61鍵 レッド 61曲のデモソング内蔵 自動演奏可能KORG(コルグ)Amazon 改めて調べてみると2010年11月発売で、既に10年以上のロングセラーモデルとなって…
RaspberryPiをターゲットにシンセサイザーを作っていたのですが、どうも挙動が不安定なのです。 MIDIイベントを取りこぼしているようで、NOTE OFFを拾い損ねて音が鳴りっぱなしになることがランダムに発生します。 自分で作っているのでコードが悪いのだろう…