ハード音源の適切なサンプリング周波数

 現在でもDAWでソフトウェア音源を鳴らすだけではなく、DAWからMIDI経由で外部のハードウェア音源を鳴らすという人も少なからずいると思います。
 ですが、楽曲中で動的にパラメータを変更して音色変化させるのでなければ、サンプリングしてしまえばほぼ同じ音をDAW(とサンプラー)だけで鳴らすことが可能になります。すると、機材のセッティングやら移動時の作業などから解放されるため、ハードウェア音源を自前でサンプリングして使用している方も少なからず存在すると思います。
 なるべく良い状態でサンプリングしたいと思って、闇雲にサンプリング周波数を高くしてないでしょうか?

 或いは、過去の名機をサンプリングしたと謳ったプラグインを利用する人も多くいるでしょう。
 で、量子化ビット数が大きかったり、サンプリング周波数が高かったりといった訴求をしている製品もあります。が、それって、本当に意味あるんでしょうか?

 ハイレゾって意味あるの?という話にも通じるのですが、ちょっと書いておきます。

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スペック不明のPCMデータをWAVファイルに変換する

 arecordで記録したraw pcmデータや自作コードで生成したPCM波形を、後になってから再生しようとして記録・生成時のサンプルレートやフォーマットを忘れて困ったという事態に遭遇することが稀にあります。
 フォーマットが判らない以上は、総当たりで変換かかけてみるしかない訳ですが、再生可能なWAVファイルを得ることができるはずです(変換できなければ単なるリニアPCMデータではないということになるでしょう)。

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