SH-01KにAndroid 9 Pieがやってきた

 au版・UQ版・SIMロックフリー版から遅れること数か月、ついにdocomoAQUOS sense SH-01KにもAndroid 9 PieへのUpdateが2019/9/10に公開されました。
AQUOS sense SH-01Kの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ

 なお、上記docomoのページには、「ご注意事項」として、

  • 端末本体(Xi/FOMA)でのアップデートにはドコモ契約のあるドコモnanoUIMカードおよびspモードの契約が必要です。

 という項目が含まれていますが、どうやら不正確なようです。私の場合はドコモ回線のMVNOである0SIMを差した状態で、WiFiに接続してアップデートを実施できました*1

*1:但し、ドコモ契約回線のdocomoIDをドコモアカウントに登録しています。

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東芝のHDDは東芝メモリ株式会社の事業ではない

 東芝フラッシュメモリ系の事業を分社化して誕生した「東芝メモリ株式会社」の社名変更が2019年10月1日付で実施されることが発表されています。
東芝メモリ株式会社を「キオクシア株式会社」に社名変更 | 東芝メモリ

 新社名は「キオクシア株式会社」となり、社名から「東芝」の名称は完全に消えます。
 上記ニュースリリースによれば、英語表記では"Kioxia Corporation"となるそうですが、その由来は日本語とギリシャ語を組み合わせた造語だそうです。

日本語の「記憶」”kioku“とギリシャ語で「価値」を表す“axia”を組み合わせました。

 なお、中国語(繁体字)表記では「鎧俠」、簡体字表記では「铠侠」となるそうです。Google翻訳によれば発音記号がKǎi xiáで、読み上げると「かいしゃ」っぽく聞こえます。日本語の「会社」っぽい発音で、会社有限公司とか何で同じことを二度言ってるのかな?みたいな混乱をしそうな気もします。

 ちなみに、消えるのは「東芝」ブランドだけではなく、かつて東芝が買収したSSDメーカーのOCZ Technology由来の子会社に残っていた"OCZ"の名も、今回のキオクシアへの社名変更で消えるようです(OCZ Israel Ltd.⇒Kioxia Israel Ltd.、OCZ Storage Solutions Ltd.⇒Kioxia Technology UK Ltd.)。

 ところで、東芝SSD東芝メモリ株式会社の製品でしたが、同じストレージ製品のHDDはどうなんだっけ?と疑問に思ったため調べてみました。

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AVIFを試す

 H.264ことAVC(Advanced Video Coding)の後継として開発された、H.265ことHEVC(High Efficiency Video Coding)を静止画に転用したHEIF(High Efficiency Image File Format)がiPhone 7で採用されて以降、徐々にサポートするソフトウェアが増えてきています。が、広く普及しているとは言い難い状況でしょう。これは、H.265を使用するにあたり必要なライセンス費用が高額であったり、パテントホルダーが複数団体に分かれていたりすることがその一因とされています。
 これに対して、ロイヤリティフリーな映像コーデックとして、The Alliance for Open Mediaによって開発が進められているAV1コーデックがあります。そして、AV1を静止画用に転用したAVIF(AV1 Image File Format)が今年2月にリリースされています。
AV1 Image File Format (AVIF)

 現状ではAV1自体が開発途上にあるため、HEIF以上にサポートするソフトウェアが少ないAVIFですが、生成することは可能なようですので、実際に試してみました。

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