KORG NTS-1 開発環境構築 on WSL

 KORG NuTekt NTS-1 digitalの開発環境をWSL(WSL1)を使ってWindowsに構築しました。
 環境構築手順は以下の公式のGithubに掲載されており、Windowsの場合はMSYS2を利用した手順は明確に記述されています。が、WSLを使った場合はGNU Arm Embedded Toolchainの導入は自力でソースからビルドして頑張れ的なことが書いてあります。
github.com
 個人的な備忘もかねて、WSL上に開発環境構築した手順を以下に記載します。

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KORG NTS-1を買った

 KORGから2019/11/23に発売されたシンセサイザーキットNu:Tekt NTS-1 digital KITを買いました。
 発売当初から気になっていましたが約1万円程度という価格設定で、シンセサイザーとしては破格ながらも(適切な比較対象ではありませんが、)RaspberryPiと比べると高い。というわけで、購入には至りませんでした。ところが、2020年末頃に価格改定があったのか決算セール的なものなのか在庫処分なのか解りませんが、一部の楽器店で値下げされていたので購入しました(現時点ではAmazon.co.jpでも同様に値下がりしているようです)。

 NTS-1は組み立てキットであることも特徴ですが、C言語オシレーターやエフェクトプログラムを自作できることも大きな特徴です。

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USB3.1Gen2 NVMe SSDケースORICO M2PV-C3を買った

 かなり前にM.2 SATAと間違えて購入したNVMe接続のSSDを手元に余らせています。このまま死蔵しておくのも勿体ないので、USB-NVMe変換ケースを購入することにしました。
 USB-SATAブリッジを使用した外付けHDD/SSDケースは多種多様な製品が多くのメーカーからリリースされています。一方で、SATAと比べると新しく歴史の浅いNVMeの場合は選択肢はグッと狭まり、価格もSATA用と比べるとまだまだ割高です。
 この類のインタフェース変換ブリッジチップはJMicron製品が多く使用されている印象がありますが、JMicronもUSB-NVMe変換チップをリリースしており、(NVMe用としては)比較的多くの採用製品が出回っているようです。
 今回は特にこだわりはないので、安価な製品を見比べているとJMicron JMS583と同じようなスペックのRealtek RTL9210を採用した製品がありました。
www.realtek.com
 高速なNVMeインタフェースの特性を活かすべく、ホスト側インタフェースはUSB3.1 Gen2にも対応しており、特にデメリットもなさそうなので、RTL9210を搭載したケースを購入してみました。

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