EOS Mの互換バッテリー長期使用感

 EOS M(初代)は発売後、割と早期に購入しました。後発のくせに他社ミラーレス機と比べて特に使いやすくもないし、特別優れている点もなく、あまり使用しない状態が続いていました。が、カスタムファームウェアMagicLanternを導入してからは、インターバル撮影が可能になったり、映像のビットレートを(SDカードの記録が追いつく限り)上げられたりと事情が一変しました。軽量・コンパクトな超広角レンズのEF-M11-22mmが発売されたこともあり、現在でもEOS Mは常用するカメラの一つです*1

 本格的に使用するようになってからは、標準のバッテリ1つでは足らず、互換バッテリ2本と、純正バッテリ2本で運用してきました。EOS Mの純正バッテリはEOS Kiss X7やEOS M2と同じLP-E12*2で、7.2V 875mAhの定格となっています。
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 ところが最近になって、互換バッテリの1つが徐々に実効容量が減る感じではなく、急激に寿命に達したようで、フル充電してもバッテリ残量表示はフルにならず、数枚撮影したらバッテリ切れとなる状態になりました。このバッテリはもう販売していないようですが、2014年9月に購入した以下の互換バッテリです。7.2V 1250mAhと純正の約1.4倍の容量があることになっているため、長時間のインターバル撮影に適していると思い購入しました。実際に使用開始から間もないころは純正以上に持つような感じでしたが、徐々に純正と同等になり、前述のように最近になって急激に使えなくなりました。

 

 もう1つの互換バッテリは純正相当の7.2V 875mAh表記で、2014年1月に購入し、前述の互換バッテリより古くから使用しているにもかかわらず、まだ普通に使用できています。但し、異常加熱や取り出しにくいといった症状は無いのですが、微妙に膨張しているようにも見えます。なお、こちらももう販売していないようです。
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 純正バッテリはEOS M本体と同時に2013年4月から使用開始した個体と、2015年1月に使用開始した個体とがありますが、当然ながら後者のほうが長持ちしています。前者のバッテリも通常使用には全く問題無いレベルですが、長時間連続したインターバル撮影を行うような場合に体感できる差が出てきます。

Canon バッテリーパック LP-E12

Canon バッテリーパック LP-E12

 



以上。

*1:MagicLanternがEOS Mシリーズでは初代Mしか対応していないことがEOS Mを使い続ける大きな理由の一つ。ちなみにCanon機用カスタムファームウェアの元祖ともいえるCHDKのEOS M3への移植は試みられている模様。

*2:EOS M3, M5はLP-E17で別物。