詳細な時期は明確ではないながらも、2000年以降に焼いたCD-Rで全く読めないものが現れました。恐らく15年程度前に記録したメディアだと思います。
CD-Rの劣化について一年弱前に以下の記事を投稿しましたが、今回は前回とは異なり全く読み込めない上にメディアメーカーも異なります。
wave.hatenablog.com
読めなくなったメディア
↑当時格安な価格故に割と多用したPrincoのメディアです(ちなみに太陽誘電、TDK、maxellのメディアでは今のところ読み出し不良には遭遇していません)。
今もPrincoが存在しているのかよく解りませんが、安かろう悪かろうの一例かもしれません(全てのPrincoメディアが読めなくなっていたわけではなく、複数枚の内の1枚なので単に個体不良かもしれません)。
記録面
↑外周部まで記録されていた痕跡が確認できますが、PCに挿入するとしばらくシーク音が続いた後ブランクディスクとして認識されました(メディアを出し入れしても変わらず)。
記録面の腐食(?)
↑内周部から腐食というか劣化しているような部分(赤丸箇所)があるのが見えます。これでTOCが壊れて読み込めなくなったのかもしれません。
雑感
廉価な低品質メディアに記録したデータはHDDに取り込むか、新たに焼き直した方がよい時期かもしれません。当時と異なり今はHDDの大容量・低価格化が進んでいるため省スペース化も図れますし、(どうでもいいデータは別として)消失を座して待つよりは保全を図るべきでしょう。一方で、HDDに集約する場合は故障時にCD-R一枚どころではない大量のデータ消失リスクを抱えるわけですので、RAID1でミラーリング構成にするなど冗長化は図るべきでしょうね。
以上。
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