※末尾に追記有
TOSHIBA dynabook R731/DをHDDからSSDに入れ替えるついでに、Windows 10をクリーンインストールすることにしました。
※R731/Dといっても色々あり、私のはUSB3.0非対応の2011年モデルで光学ドライブレスでWindows 7 Professionalで出荷された製品(主に海外ではPORTEGE R830と呼称される)。
パワースリムモバイルPC dynabook R731 トップ/ラインアップ
なお、東芝では2013年7月以降発表モデルがWindows 10 アップグレードサポート対象機種となるようで、RシリーズはR734からが対象のため、R731はサポート対象外となっています。
故にR731へのWindows 10の導入は自己責任で行う必要があります。
dynabook.com | サポート情報 | Windows 10 アップグレードサポート対象機種
HDD⇒SSD換装
ストレージベイの蓋を開けるためにネジを2つ外す必要がありますが、1つはメモリスロットの蓋の内側に位置しているため、メモリスロットの蓋も外す必要があります(必要な工具はプラスの精密ドライバーのみ)。
蓋を開けたら、フィルムケーブルを切断しないように注意して、コネクタを抑えながらHDDを引っ張れば簡単に取り外せます(HDD自体はPC本体にネジで固定されていません)。
コネクタにSSDを取り付けたら、HDDが収まっていた空間に収納して、蓋をして、ネジを締めれば完了です。
Windows 10インストール
事前作業
Microsoftの以下のサイトからメディア作成ツールがダウンロードできますので、予めWindows 10のインストールメディアを作成しておきます。
Windows 10
このツールでは、ISOファイルをダウンロードした後、USBフラッシュメモリまたはDVDにインストールメディアを作成できますが、今回はDVDを利用しました。
インストール
R731/DにUSBの光学ドライブを接続し、起動順序をHDDより優先するようBIOSで設定を行います。
それから、事前に用意したWindows 10インストールメディアを挿入しブートさせれば、インストールプロセスが始まります。
無償Upgrade期間のため、PC裏面に張り付けられているWindows 7 ProfessionalのCOA(Certificate of Authenticity)シールに記載のプロダクトキーを入力することでセットアップ可能でした。
ドライバ類のインストール
Windows 10のインストール完了後、初回Windows Updateを終えると、以下のように指紋センサ(Fingerprint Sensor)だけドライバが無いとなっています。
また、デバイスマネージャからは判りませんが、音量変更や無線ON/OFFなどのファンクションキー(Fnキー)も動作していません。
加えて、キーボード右上に物理的に用意されたECOボタンも動作しません。
ということで、東芝サイトからR731/DのWindows 8用のモジュールをダウンロードして導入します。
dynabook.com | サポート情報 | dynabook R751/D、dynabook R741/D、dynabook R731/Dシリーズ用 Windows 8 アップグレードモジュール
TOSHIBA Function Key
こちらも導入後は再起動を要求されます。
液晶輝度変更以外のファンクションは機能するようになりました。
(液晶輝度変更はWindows10のアクションセンターから変更できるので、それほど不都合は感じない。)
TOSHIBA eco ユーティリティ(64bit)*1
ユーティリティ自体は動作している感じですが、ECOボタンは相変わらず反応しないままです。
(個人的には全く不都合を感じないので、どうでもいい。)
といった感じで、Windows 10がまともに動く状態となりました。
2011年の古いマシンですが、比較的優秀なCore i5 2520Mを搭載していることと、SSDに換装したこともあって遅さは感じません。
(2016/06/25 追記ここから)
電源投入直後、Windows起動中のWindowsロゴ画面でCPUファンがフル回転してフリーズしたり、Windows稼働状態で放置中に突然CPUファンがフル回転してフリーズする事象が複数回発生しました(いずれの場合も、Ctrl+Alt+Deleteは効かず、強制電源遮断するしかありません)。
TOSHIBA eco ユーティリティによって追加された電源プランの「eco」を電源オプションで選択している場合に発生しやすい傾向があったため、アンインストールして様子を見ています(今のところ当該事象は再発してませんが、もし再発するようなら高速スタートアップを無効にしてみる想定)。
(2016/06/25 追記ここまで)
以上。
*1:2016/06/25 アンインストール済