ソネット(So-net)が社名変更する

 So-netが、ソニーネットワークコミュニケーションズに社名変更するというニュースが先週末に流れました。
ソネット社名変更 「ソニーネットワークコミュニケーションズ」に - ITmedia ニュース
 

 上記の記事にもあるように、

1995年
ソニーコミュニケーションネットワークとして創業
1996年
So-netブランドでプロバイダ事業開始
2006年
ソネットエンタテインメントに社名変更
2013年
ソネットに社名変更
2016年
ソニーネットワークコミュニケーションズに社名変更←NEW!!

といった経歴となるようです。
 

 公式のプレスリリースによると、
商号変更のお知らせ

新商号:
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
(英文表記:Sony Network Communications Inc.)

 とのことで、日本語表記でも英語表記でもソニーグループであることが明確に判るようになります。

 ところで、NECbiglobe富士通niftyPanasonicのhi-ho、東芝のinfoPepper、元三菱電機DTI等のように、PC/通信機器関連のISPは何故か企業グループ名が直接解らない命名であることがほとんどです。
 そんな中でも、SHARPだけはSharp Space Townと直球で自社名を使っていました。
 今回のSo-netの社名変更はSHARPISP事業と同様に、運営元の企業グループが明確になることになりますね。(ちなみにSharp Space Townは2006年3月でISP事業終了しています。)

 グローバル展開を考えると現在の"So-net Corporation"より、SONYグループであることが明確に識別できる英文表記となることから、ブランディング上のメリットを享受しつつ、積極的にグローバル展開でもするのかなと思ったら、

今後は、従来の通信事業に加え、ソニーグループ内で、クラウド・サービス・IoT を中心とした新規事業展開力、サービス事業の企画・運用力をより強化し、新たな価値の創造とさらなる成長を目指してまいります。

 だそうで、特にそんな狙いがあるわけでは無さそうです。
 

 なお、So-netブランドは消滅してしまうのかというと、そんなことはないようです。
 プレスリリースには特に明示されていませんが、So-netから届いた「【So-net】社名変更のお知らせ」というメールによると、

※サービス名称(So-net)・サービス内容は変更ございません。

 との記載がありますので、変わるのはあくまでも会社名だけのようです*1
 国内でのSo-netの認知度を無下に捨て去る必要もないでしょうし、印刷物やデジタルコンテンツ等のマテリアル再作成コストを考えれば当然の判断でしょう。
 そもそも、社名変更の必要性がよく解りませんが…。
 



以上。

*1:例えば"0SIM by So-net"が"0SIM by ソニーネットワークコミュニケーションズ"に変わったりはしないということでしょう。