7月でも月がきれい
先月(6月)まで「月がきれい as the moon, so beautiful.」というTVアニメが放送されていました。
そして先月の満月はストロベリームーンと呼ばれいくつかのメディアでも取り上げられたりしていました。
今月の満月にキャッチ―なネーミングが無くても、メディアが取り上げなくても、人知れず満月はやってきたのでした。
※掲載画像/映像はいずれもPENTAX Q7で撮影後、PCで加工。映像はWebM(VP9)形式のため、PCのChrome以外では表示されないと思います。
タイムラプスのすすめ
まばらに流れる雲の動きも含めて記録。タイムラプスも月と同じように美しい。(インターバル撮影した画像群を元に映像化)
走れ月
月と地上構造物は輝度が違い過ぎて、月は白飛びしてしまう。月だけに露出を合わせればその姿形もよく判るし、時系列で並べればその軌跡も判る。月の動きもきれい。
(比較明合成)
それから
時系列で並べる間隔を変えると、新たな動きを得ることもできる。受動的に記録するだけではなく、どう見せるか工夫を凝らすこともできる。やっぱり月はきれい。(123秒, 132秒, 141秒, 150秒間隔で比較明合成した画像群をアニメーション化)
道程
話は変わって「月がきれい」の主題歌を歌っている東山奈央さんのお名前の読み方が、訓読みの「ひがしやま」さんではなく「とうやま」さんであることを知りました。
東山奈央 - Wikipedia
作中で使われた東山さんが歌う挿入歌の多くが、私の世代には懐かしい曲のカバーなので、ちょっと調べていたら気付いたのでした。
- アーティスト: 伊賀拓郎/東山奈央
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- 発売日: 2017/07/05
- メディア: CD
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個人的にはアニメや声優には疎いため、艦これの榛名の人だと認識しており、その声を聴く機会やお名前を文字として見ることはあっても、失礼ながら読みは知らなかったので意外でした。
ちなみに「月がきれい」の舞台となった埼玉県川越市から東武東上線で10駅程下ると、埼玉県比企郡嵐山町の「武蔵嵐山」という駅があります。馴染みのない方なら、むさし「あらしやま」と読みそうですが、「らんざん」が正解です。京都の嵐山に似ていることに由来するそうですが、東山さん同様に初見で正しく読むのは難しそうです。
(新緑の季節の嵐山渓谷/この画像のみNEX-6)
終章
7月でも月はきれい*1。
というか、汚い月なんてたぶん無い。
月がよく見えるか、曇ってよく見えないか、全く見えないか。という気象条件の違いはあるけれど。
普遍的にきれいで、かといって取り立てて珍しくも無いものを「きれい」と言えるような関係性がバックグラウンドにあることを前提に、"I love you."の意訳に充てたと言われているのではないでしょうか。
ところでアニメの英題"as the moon, so beautiful."って実に日本語的な英語(らしき謎の文)だと思います。主語が無い。英語圏の人に言っても、"What is beautiful?"と返されそうです。
普通の英文なら"As the moon, you are so beautiful."で、「あなたは月のように美しいですね。」といった具合になるでしょう。
それでも主語を入れなかったのは、主語はyouに限定したくなかったという意図があるのではないかとも思います。主人公の少年の少女に対する思いだけではなく、この2人や家族や周囲の人々の振る舞いや環境そのものなど、幅広く含めて月のように美しいと表現したかったのかなと想像してみたり。
最後に、WebM(VP9)はきれいなだけではなく、小さい。
VIDEOタグをべた書きして貼ってみたのだけれど、PC版Chrome以外では表示されない。以下のようにgifへフォールバックするように記述したのだけど、何故かフォールバックしてくれない。Windows10のEdge、iOSのSafari、AndroidのChrome全てがフォールバックしてくれない。これでは再生可能な環境は一握の砂のようだ。
<video> <source src="https://hoge.webm" type='video/webm; codecs=vp9' /> <img src="https://hoge.gif" /> </video>
以上。
*1:1/1.7インチのイメージセンサのQ7でもきれい。