Windows 10 Fall Creators Updateを適用したら「コマンドウィンドウをここで開く」が消えたので復活させた

 Windows 10 Fall Creators Update (Version 1709、以下FCUと記載)を適用したところ、エクスプローラのShift+右クリックで現れるメニューから「コマンドウィンドウをここで開く(W)」が消えてしまいました。
 正確には前回の大型UpdateであるWindows 10 Creators Update (Version 1703)の時点で消えているのですが、以下の投稿に記したレジストリの値を削除することで「コマンドウィンドウをここで開く(W)」を復活させていました。が、今回のWindows 10 FCUを適用することで再度消えてしまいました。
wave.hatenablog.com
 

調査と対応

 レジストリがどうなっているのか調べてみると、削除したはずの以下のDWORD値が0x639bc8で再度復活していました。

HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell\cmd\HideBasedOnVelocityId

 前回同様にこのHideBasedOnVelocityIdを削除することで「コマンドウィンドウをここで開く(W)」を復活させることができました。詳細は冒頭に記載した投稿をご参照ください。
 

追加対応

 前回の対応ではエクスプローラで何も選択せずにShift+右クリックした場合に、「コマンドウィンドウをここで開く(W)」が表示されるようにできています。が、Windows 10 Creators Update (Version 1703)以前では、ディレクトリを選択した状態でShift+右クリックした場合にも、「コマンドウィンドウをここで開く(W)」が表示されます。ディレクトリ選択状態でも「コマンドウィンドウをここで開く(W)」が表示されるようにするには、以下のレジストリ値も削除すればよいようです。

HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\shell\cmd\HideBasedOnVelocityId

 こちらのDWORD値も0x639bc8となっています。削除後に元に戻したければこの値を再設定すれば元に戻ります。なお、こちらも所有者はTrusted Installerとなっていますので、削除前には所有者の変更が必要です。
 



以上。