Windows10にChromium版Edgeが降ってきた
確定申告の関連で日本国内への自動更新が延期されていた、Chromiumベースで一新されたWindows10標準ブラウザMicrosoft Edgeが日本国内でもリリースされたようです。
明示的なWindows Updateの実行などは特に何もしていませんが、更新に伴う再起動を要求されたので再起動したらChromium版Edgeに更新されていたのでした。
日本国内のリリース日
現時点では日本国内のリリース確定日についてMicrosoft公式の情報を見つけられなかったのですが、私の端末で更新履歴を確認すると上記スクリーンショットのようになっていますので、2020/6/23以前となるはずです。
なお、この更新についての説明は以下のURLにリンクが張られており、ChromiumベースのEdgeをリリースしたと書かれています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4559309/update-for-the-new-microsoft-edge-for-windows-10-version-1803-to-2004
バージョン
Google Chromeでバージョン情報を確認する際には、アドレスバーに
chrome://version/
と入力しますが、Microsoft Edgeの場合は、
edge://version/
と入力します。
Edgeのバージョン情報を確認しようとしたところ、Chromeと同様に自動更新が行われ、
83.0.478.56 (公式ビルド) (64 ビット)
に更新されました。この時、Chromeのバージョンは、
83.0.4103.116 (Official Build) (64 ビット) (cohort: Stable)
でしたので、マイナーバージョンは異なりますがChromeとEdgeでリリースタイミングが著しく異なるということは無さそうです。
Webサイト側での見分け方
Webサイト側でユーザーのブラウザに応じて処理を変えたい場合にUserAgentで見分けますが、ChromiumベースとなったEdgeも識別できそうです*1。
上記バージョンのEdgeのユーザーエージェントは、
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/83.0.4103.116 Safari/537.36 Edg/83.0.478.56
でした。ちなみに、Chromeのユーザーエージェントは、
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/83.0.4103.116 Safari/537.36
でしたので、Chromeと同様のユーザーエージェント末尾に"Edg/83.0.478.56"といった"Edg/"から始まるバージョン識別子が付加されるようです。
以上。
*1:Google Chromeと同じChromiumベースで統一されたので、わざわざEdge用に出し分ける必要性は通常は無いと思いますが。