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Logitecダイレクトの再生品HDDの中身

PC

 インターバル撮影や映像を創っていると、ストレージ容量を勢いよく消費します。
 私の場合はRAW画像や収録した映像はRAID1構成のNASに保管していますが、作業完了後のファイルのアーカイブ的な退避先には一般的なUSB接続の外付けHDDを利用しています。元データの損失リスクはミラーリングで回避を図り、そこからの派生成果物は時間さえかければ再生成できるという考えから安価な外付けHDDを利用しています。
 外付けHDDは安価なほど嬉しいのですが、いくら再生成可能なデータとは言えども不毛な時間を浪費する再生成作業はしたくないものです。このため、一定の品質が担保されていることが期待できる新品のHDDを当然の如く使用していました。が、Logitecダイレクトで再生品と称する外付けHDDが時折投入され、ごく短時間のうちに完売を繰り返しており、価格面から気になっていたので買ってみました。
 

購入品

 日本国内ではELECOM扱いのSeageteブランドの外付けHDDのテレビ録画向け型番の2TBのUSB3.0接続HDDの再生品を2台購入しました。

型番
SGD-TV020BK-YY
品名
Seagate New Expansion Desktop Hard Drive

 ちなみに、型番末尾の-YYが再生品を意味しているようで、通常の新品はSGD-TV020BKとしてテレビ売り場周辺で一般に流通しているようです。

 

類似品(同等品?)

 外観やスペック上の差異が見当たらないモデルが複数存在しているようです。
 HD-SG2.0U3BK-Dという型番のモデルがPC用として、一般に流通しているようです。

 SGD-JNX020UBKという型番はWEB限定版として、ネット通販を中心に流通しているようです。

 SGD-DNX020UBKという型番では法人向けとして流通しているようです。

 販路とパッケージの差異だけなのかもしれませんし、採用ドライブも異なるのかもしれません。
 

梱包等

 段ボールに十分な梱包材に挟まれて、HDD・説明書・付属品(ACアダプタ・USBケーブル)が入っていました(本来の製品の化粧箱には入っていません)。
 HDD本体はプラスチック筐体に僅かにスレがありましたが、新品でも出来の悪い製品ならこんなもんだろうというレベルで特に気になるレベルではありませんでした(主観)。
 付属品は一見したところ新品のようです。説明書は新品ではなく回収されたものを再利用していそうな、他人が読んだ痕跡が感じられるものでした。
 

DISK

 同じものを2台購入しましたが、再生品ということもあってか私の手元に届いた個体には異なるドライブが使われていました。

Desktop HDDシリーズ
ST2000DM001
Video 3.5 HDDシリーズ
ST2000VM003

 DesktopHDDは安価なHDDとして採用されていて不思議はありませんが、Video3.5HDDはちょっと驚きです。エンタープライズ/データセンター用にカテゴライズされており、24時間連続稼動も視野にあるHDDとされています。それが安価な外付けHDDに採用されているならお買い得としか思えず、ケースから取り出してNAS用に転用したいレベルです。
 ですが上記のようにPC用とテレビ用とで型番が異なり、それぞれの内蔵ドライブがST2000DM001とST2000VM003とで分かれているというのなら理解しやすいのですが、そうではなく今回購入した2台はいずれもテレビ用のSGD-TV020BK-YYです。製造ロットによって採用ドライブが異なるということなのか、再生過程で異なるHDDが装着されたのかも判りませんので、Video3.5HDDを狙って購入するのは不可能だと思われます。DesktopHDDがハズレというわけではありません*1が、Video3.5HDDが入っていればアタリと言えるかもしれません。
 

状態

 再生品ということで一番気になるのは、再商品化されるまでにどの程度使われていたのかですが、SMART情報を確認してみました。

  • ST2000DM001
           Model : ST2000DM001-1ER164
        Firmware : CC46
       Disk Size : 2000.3 GB (8.4/137.4/2000.3/2000.3)
     Buffer Size : 不明
     Queue Depth : 32
    # of Sectors : 3907029168
   Rotation Rate : 7200 RPM
       Interface : UASP (Serial ATA)
   Major Version : ACS-2
   Minor Version : ACS-3 Revision 3b
   Transfer Mode : SATA/300 | SATA/600
  Power On Hours : 8 時間
  Power On Count : 21 回
     Temperature : 27 C (80 F)
   Health Status : 正常
        Features : S.M.A.R.T., APM, 48bit LBA, NCQ
       APM Level : 8080h [ON]

 21回電源投入され、8時間使われたというレベルであれば新品ではないものの、新品と大差ないと判断できそうです。

  • ST2000VM003
           Model : ST2000VM003-1ET164
        Firmware : SC12
       Disk Size : 2000.3 GB (8.4/137.4/2000.3/2000.3)
     Buffer Size : 不明
     Queue Depth : 32
    # of Sectors : 3907029168
   Rotation Rate : 5900 RPM
       Interface : UASP (Serial ATA)
   Major Version : ACS-2
   Minor Version : ACS-3 Revision 3b
   Transfer Mode : SATA/300 | SATA/600
  Power On Hours : 9 時間
  Power On Count : 8 回
     Temperature : 29 C (84 F)
   Health Status : 正常
        Features : S.M.A.R.T., APM, 48bit LBA, NCQ
       APM Level : C0C0h [ON]

 こちらは8回の電源投入で9時間使用。やはり新品と大差ないと判断できそうです。
 

テスト

 SMART情報からは不審な点は見当たらなかったものの、念のためディスク領域全体の検査を行います。
 Seagateの提供するSeaToolsでLong Genericを指定して検査したところ2台とも無事にテストをパスしました。
f:id:kachine:20160930021442p:plain
 なおST2000DM001は約3時間45分、ST2000VM003は約4時間20分掛かりましたが、この所要時間の差は約1.2倍でディスク回転数の差と同様です。
 

まとめ

  • 再生品の外観に使用感はほとんどない
  • 同一型番でも異なるドライブが採用されている可能性がある
  • 再生品の通電時間は(今回届いた個体は)極短い
  • 使用に不安を感じるような品質上の問題は無い(主観)

 



以上。

*1:ST2000DM001は7200RPM、ST2000VM003は5900RPMであるため、速さという観点からはDesktopHDDの方が優れている。

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