過去に投稿したこともありますが、現在もMacbook Pro 2011をWindows10で運用しています。
wave.hatenablog.com
これと言って困っていることは無かったのですが、最近USBマスストレージ周りの挙動がおかしい事態が頻発するようになってしまいました。
正常時
普通のWindowsPCと同様に、USBストレージの取り外し時はタスクバー右下のアイコン経由で以下のような「ハードウェアの安全な取り外し」ポップアップから対象デバイスを選択してから取り外すことができます。
おかしい時
"Apple Internal Keyboard / Trackpad"の配下にUSBストレージがぶら下がって表示されることがあります。
この状態でストレージを外すつもりでクリックしてしまうと、内蔵キーボードもタッチパッドも反応しなくなります。このためMBP単独では電源ボタン長押しで強制シャットダウンするしかなくなってしまいます(リモートデスクトップ経由でログオンできるとか、外部キーボードを繋ぐことができる環境ならシャットダウンコマンドを入力することもできますが)。
特定のUSBストレージで発生する訳でもなく、特定のUSBポートで発生する訳でもないようで、さらに再現性もよく判りませんが、最近頻発して困っています。
別な方法で取り外しを試みるが…
タスクバー右下のアイコンからではなく、コントロールパネル経由での取り外しも試みました。
ファイル名を指定して実行で"control hotplug.dll"を実行します。
control hotplug.dll
「ハードウェアの安全な取り外し」ダイアログが開きますが、このダイアログではタスクバー右下のアイコンで表示されるポップアップとは異なり、"Apple Internal Keyboard / Trackpad"とは表示されていません。一見正常に認識されているようですので、この状態で対象デバイスを選択して[停止]を押下します。
「ハードウェアデバイスの停止」ダイアログが表示されるので[OK]を押下します。
「USB接続SCSI(UAS)マスストレージデバイスの取り外し中にエラーが発生しました」というエラーダイアログが表示され、結局取り外すことはできませんでした。
回避策
日本語で検索しても類似事象が見つけられませんでした*1。が、英語では以下のように同様の事象がいくつか見つかりました。
USB Eject ejecting keyboard/trackpad instead | Official Apple Support Communities
USB hard drive recognized as Apple Internal Keyboard/Trackpad on - Microsoft Community
私の環境では最近になって頻発している事象ですが、上記の投稿によればWindows7時代から起きている問題のようです。残念ながら、いずれも解決策は提示されておらず、ユーザ側では根本的な解決は出来無さそうです。
このため地味に面倒ですが、USBストレージを接続後に"Apple Internal Keyboard / Trackpad"配下に当該デバイスが表示されている場合は、当該デバイスへの読み書きが完了後、一旦電源を落としてUSBケーブルを抜いて再度MBPの電源を投入するという手間をかけてやる必要がありそうです。
以上。
*1:当該事象が発生している私のMBP2011はUSキーボードのため、もしかすると日本語キーボード搭載モデルでは発生しない?