AQUOS sense SH-01Kが水没した

 防水端末はガラケーの頃から、たまに水またはぬるま湯で洗っています。
 今回も何となく皮脂が目立つから洗おうと思い、ぬるま湯で洗ったところ…水没したようです。
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起きたこと

 洗っているときも電源は入れたままでしたが、特に目に見える異常はありませんでした。
 水を切って部屋に置いたところ画面に何か出た(恐らく電源ボタン長押し時のダイアログ)のですが、まずは手を拭きたかったのでよく見ないで一旦SH-01Kから離れました。
 それから改めてSH-01Kを見ると、何かずーっとバイブが動いているかと思ったら止まったり、またバイブが動き出したりしていて、電源ボタンを押すと起動画面が表示されたかと思ったら起動画面の最初に戻ったりと、明らかに異常な挙動をするようになっていました。電源ボタンを長押ししても、電源OFFにできずに再起動ループかと思いきや、突然電源切れたり。
 なんだこれ?と思ったのですが、電源ボタンが押し続けられたり連打されたりするとこんな状態になりそうな気もします。
 端末をよく見ると、冒頭に掲載した画像のように、カメラレンズ部分が曇っています。
 ということから考えると、端末内部に水が浸入したようです。その結果、電源スイッチ付近が通電状態になったりならなかったりしているのではないかと想像されます。
 

対応したこと

<警告> この対応が確実に安全であるかは保証できませんし、何らかの被害が発生しても当方は何の責任も負えませんので、実行する場合は自己責任でお試しください。安全を最優先するにはドコモまたはシャープに対応方法を確認してください*1

 バッテリーがショートすると危険なので、電源を落としたうえでまずはバッテリーを取り外したいところですが、ほとんどの最近のスマートフォン同様にSH-01Kはバッテリーが外せる構造になっていません。
 SH-01K内部の部品配置がどうなっているのかは知りませんが、多くのスマートフォンは端末下部(厚みのあるカメラモジュールより下側)にバッテリーを搭載しています。恐らくSH-01Kも同様であろうと考え、端末下部を持って端末上部を振り回し、遠心力で水分が(バッテリー側に来ないように)カメラ側に移動するよう試行しました。すると、端末上部の液晶パネルの端やカメラレンズの周りから水滴が出てきました。水滴が出なくなるまで何度も振ったあとは、とりあえず電源ボタンが正常っぽく機能したので電源を落としました。
 そして、端末上部が下になるように上下逆さまに端末を置き、しばらくしたらまた端末を振って水滴を排出するのを繰り返しました。
 振っても水滴が出なくなっても、カメラレンズは曇ったままでしたので、設計上の唯一の開口部であるSIM/microSDトレイを外し、端末内部と外気が触れるようにしたうえで乾燥剤の上に置いて放置していたところ、レンズの曇りも解消しました。
 ですが、内部の水分が完全に排出されたかを知る術はないので、とりあえず乾燥剤と共に数日放置して乾燥させることにします。なお、バッテリーにダメージが発生していないか不明ですので、念のため近くに可燃物は置かないようにします。
 

水の侵入経路?

 SH-01Kにはキャップ類はありません。唯一外れるのはSIMトレイだけですが、パッキンが付いてますし普段全く開閉させていません。乾燥のため外しましたが全く水滴は付着していませんでしたので、恐らくSIMトレイ周りからの浸水ではありません。他に考えられる侵入経路は、ボリュームキーの隙間、電源ボタンの隙間、液晶画面の周囲、カメラレンズの周囲、イヤホン端子、USB type C端子、スピーカーネット、マイク穴のいずれかと推定されます。
 端末を振って水滴が出てきたことから液晶画面の端やカメラレンズ周りの疑いが濃厚ですし、電源ボタンの挙動がおかしかったことから電源ボタンの隙間からの浸水の可能性も十分考えられます。
 SH-01Kがどうかは判りませんが、一般的には液晶パネルもカメラレンズカバーも両面テープで張り付けられているだけのようですから、経年劣化(といってもまだ1年もたっていない)で隙間が生じていた可能性はあるかもしれません。
 

困ること

 私の場合、サブの端末もあるので電話や普通のアプリは困らないのですが、おサイフケータイが使えない*2ことと、LINEが使えない*3ことが困ります。
 



以上。

*1:私の場合は事が起きたのが深夜だったので確認する手段はありませんでした

*2:使おうと思えばおサイフケータイは電源OFFでも使えるはずですが、乾燥させるため外に持ち出せないので。

*3:PC版を使うしかない。